2024/04/09

隠退牧師の離群索居の日々・・・

    朝, ”英訳聖書” (NEB) を通読したあと, 文法・日英比較に関する本を読んでいました. そのとき隣にあった "漢語語彙" という, 旧制中学生用の学習用漢語辞典を紐解いていましたら, "離群索居" という言葉が目にとまりました. 

    即, 丸山健二の "群居せず" という本の題名を思い出しました. "群居せず" という言葉と "離群索居" という言葉は入れ替え可能なる類義語であると思われますが, "広辞苑" には, "群居" という言葉は掲載されていても, "離群索居"という言葉は掲載されていません. "索居" という言葉にすでに, "離群索居" の四字熟語の意味が内包されているからかもしれません. 

    丸山健二の "群居せず" には,  "離群索居" は使われていなかったような・・・ (私が見過ごしただけなのかもしれません). 

    2013年4月に日本基督教団の隠退牧師になり, 妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農して有機・無農薬でコメと野菜を自給用に栽培している私の老後は,  "離群索居" の日々なのかもしれません. 私にとっては, "離群索居" は, 高村光太郎の人生の晩年における "自己流謫" と同義語です. 


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