妻の実家の棚田の田に立ちますと, 私の祖父・吉田永學の先祖, 信州栗田村の真言宗観聖寺の住職・修験僧とその妻子が, 1637年 (寛永14) より世襲してきた故郷の地を思い起こします.
というのは、昭和9年に出された "上水内郡および長野市旧町村誌巻六" の芹田村の部に, 先祖のふるさとの地・栗田村に関する記述があり, そこにも, "寛永十年巳年 (誤記) 三月創立. 新義真言宗修験伊勢國度合郡中本山世義寺之末派ナリ. ・・・明治十一年廃レテ農ニ帰ス" とあります. "寛永十年巳年" というのは誤記ですが, 栗田村は合併して芹田村栗田になります.
その芹田村の "芹" は, 春の七草のセリ・・・. インターネットで検索すると, このような説明がありました.
セリ 春の七草
独特の香りにパワーあり. シャキシャキした食感が爽やかなセリは, 数少ない日本原産の野菜のひとつで, 春の七草にも数えられます. 独特の香り成分には, 胃を丈夫にしたり, 解熱, 解毒の作用があるとされています. 七草がゆにセリが入っているのは理にかなっています. 煮過ぎると風味と栄養分が失われます. きりたんぽ鍋にも欠かせない存在, 根も一緒にいただくのが美味しさのカギです. 天ぷらにするのもおすすめです."
このセリ, いろいろな薬効もあるようですが,妻の実家の棚田の田の温水田とハス田に繁茂します. 有機・無農薬でコメと野菜, 備中レンコンを栽培していますので, 温水田とハス田に自生してくるセリは安全・・・. 東北は、1年中を通じてセリを出荷しているようですが, このセリを棚田の田で見るたびに, 芹田村・栗田村のことが思い出され, 私の祖父・吉田永學の先祖と真言宗観聖寺のことが思い出されます.
2024/04/25
棚田の田に立つと先祖の地を思い出す・・・
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