今朝, テレビの画面から流れてきた中山みゆきの歌の1節・・・
世の中はいつも変わっているから
頑固者だけが悲しい思いをする
変わらないものを何かにたとえて
その度崩れちゃそいつのせいにする
世の中はとても臆病な猫だから
他愛のない嘘をいつもついている
包帯のような嘘を見破ることで
学者は世間を見たような気になる
私は, 中学生のときから, 詩が苦手です. 国語の試験のとき, 詩の問題が出されたとき, 詩人がその詩をうたったときの心情については, いつも不正解・・・. 私は, 詩情を持っていないと強く思わされ, 感情や情念の世界ではなく, 知識と理性・理論の世界に大きく舵を切ったのでした. 今朝, 耳に入った上の歌詞も, なかなか理解するのが困難です.
最初の節は, 今朝読んだ”英訳聖書” (NSRV) のヨハネの黙示録の言葉に符号するような気がします. "世の中はいつも変わっているから, "頑固者だけが悲しい思いをする" の"頑固者" は, 聖書の神をまことの神と信じる信仰者のことであると解釈しますと, "かわらないものを何かにたとえて, その度崩れちゃそいつのせいにする" の "かわらないもの" とは "神" のこと・・・. "神" を信じない不信仰者は, 天変地異, 地震・洪水・飢饉・疫病・戦争・紛争などによる被災経験を神の性にして神をのろう・・・.
世の中は, "うそ" がうずまく世界・・・. 世の中をにぎわす嘘は, ほんとうの傷を覆い隠す "包帯" のようなもの・・・. "包帯" を見ると, 誰もが, その下に怪我や病気があることを想像します. 人間が注目しなければならないのは, 包帯の下にある事実・真実, 人間の痛み・・・. しかし, 学者・研究者・教育者は, "包帯" の下の事実・真実に目を向け, それを掘り下げるのではなく, "包帯をしている" という事実だけを指摘して満足している. 世の中のすべてを知ったような気になっている. その結果は, "包帯" の下の事実・真実に目をむけなかった代償を払わされることになる. 学者・研究者・教育者自身が, "世間" の一部であり, "世間" そのものであることを思い知らされることになる・・・. すべてに精通していると思いあがった法学者が基本的な法解釈ができず, 通俗世界の権化と化す・・・. 差別発言をしてそれを自覚することも認識することもない静岡県知事のように・・・.
こんな解釈をすると, 中学校の教師によって0点をつけられることになるでしょう. しかし, 私の中学校時代の国語の教師であった中島先生は, 私に5段階評価の5をくれたのでした. "幾何学的な精神" しかもっていない私は "繊細な心" を持っている人に限りない尊敬の念を抱きます.
2024/04/13
包帯のような嘘を見破ることで, 学者は世間を見たような気になる・・・
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