2024/04/08

私が最初に出会った辞典は・・・

    私が最初に出会った辞典は, 小学校に入学した日, 父から譲りうけた, 祖父・吉田永學が使っていたという "新式伊呂波節用辞典" (博文館 明治38年) ・・・. 

    旧漢字の辞典で, 私は, 小学1年生のときから, 旧漢字で憶えて行きました. あるとき, 小学校の担任がやってきて, 父に, "息子さんに, 旧漢字を教えないでください. 吉田くんは、授業中に, '先生, その漢字間違ってます' と言いますので, '前に出てきて黒板に書きなさい' といいますと, いつも旧漢字を書きます. " と話していました. 父は, "私は, 息子に旧漢字など教えていませんが・・・" と答えていましたが, それが, 父から譲り受けた "新式伊呂波節用辞典"が原因しているとは夢にも思っていなかったようです. 

    それで, 私は, 放課後, 学校の図書室で国語辞典を引いて予習することにしました. テストのとき, 間違って旧漢字を書いても, 担任の先生は正解にしてくれましたが, 結局, 小学生・中学生の間は, この "新式伊呂波節用辞典" を使っていました. 

    Amazonで, 英語辞典の "評価" を読んでいますと, "小学生になった娘のためにこの英語辞典を買ってやりました" とか、"娘が類語辞典が欲しいというので, この類語辞典を買ってやると, とても喜んでいました" とか・・・, 私の父と同じような人がいるものだと思わされました. 辞典は, 子供に知的好奇心を与えるので, できれば背伸びした辞典を買い与えるのがいいのかもしれません. 

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