夜、たまたま開いた、スイスの哲学者『アミエルの日記』の一節・・・。
<1881年1月20日
他人の悪意・・・によって悩まされることは、とかく私が陥り易い弱点である。・・・誤った批判を受けることは私にとつて辛い。私には男らしい乱暴さがない。私の胸は・・・必要以上に傷つき易い。けれども私は随分戦争に慣れて胸のところが鍛えられたような気がする。世間の悪意も昔と比べてずっと私を悩まさなくなってゐる。これは哲学のお陰だろうか。それとも年のせゐだらうか。・・・悪意を抱く人々が我々に及ぼす害は、我々に自分の力を疑わせることである。謙遜からわれわれはさういふ人々が間違ってゐるのだと考えられる時には凡てが救われる。我々はさういふ人々の誤りを惜しむ。我々はもう惑わされることも悲しむこともなくなる>。
<1881年5月11日>、夜を去った。4か月前の日記の記事です。
2022/05/04
哲学の効用・・・
登録:
コメントの投稿 (Atom)
宗教者と成人病・・・
今朝は6:00に起床・・・. 昨夜も今朝も雨が降っていました. 今朝,ルターの独訳聖書を通読していましたが,今は, 旧約聖書のサムエル記・・・. 今日の聖書の箇所は,ショッキングな出来事が記されていました.ペリシテひととの戦争によって,神の箱を奪われ,それ...
-
1948年生まれ。出身地は、岡山県児島郡琴浦町、当時は、塩田と学生服の町でした。琴浦西小学校・琴浦中学校・岡山県立児島高校普通科出身。神学校は、鶴川学院農村伝道神学校。高校を卒業した後の職業は、大阪府職員、岡山県倉敷式の某医学研究所付属病院で臨床病理検査、さらにその後、専門商社に...
-
歌会始の歌を聞きながら, 私も1首・・・. 夢という言葉を使ってはいませんが・・・. 吉田 永學 ふりかえり 歩みし道に悔いはなし 主のみことばに 従い歩めば 子供の頃から, 歌心・詩心の少ない私は, 俳句・和歌・詩をつくることが大...
0 件のコメント:
コメントを投稿