農作業から家に戻ると、妻が、<黒ちゃんがいなくなった・・・>といいます。筆者が、<外に出てたの?>と尋ねると、妻は、<家のなかにいるはずだけど・・・>といいます。それで、筆者と妻で、黒猫黒兵衛を探し始めました。しかし、すぐ見つけることができました。黒猫黒兵衛は、妻の寝室の電気こたつの中で寝ていました。
日中はいつも居間にいるのですが、おばあさんがいなくなったので、黒猫黒兵衛は、さびしくなったようです。黒兵衛は、筆者の膝の上でまるくなり、のどをゴロゴロならしていました。30分ほど、筆者の膝の上にいましたが、妻が居間に入ってくると、すぐ妻の方に走り寄って、妻に抱かれていました。妻は、<おばあちゃんはもういないの・・・。黒ちゃんもさびしくなったのね・・・。でも、それに耐えないと・・・>と黒兵衛に話しかけていました。
10年間、毎日そばにいて、おたがいにあたためあていたおかあさんと黒兵衛・・・。黒兵衛は、文字通り<介護ねこ>の役割を果たしてくれました。それが、突然、おばあさんがいなくなったのですから、黒兵衛がさびしがるのも、無理ありません。
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