2023/08/20

現在の学校同和教育の背後にある差別思想<賤民史観>・・・

    現在の学校同和教育はどのように展開されているのか・・・?

    少しく関心を持って、インターネットで検索してみました。 すると、大阪教育大学教授の森実氏の言葉に遭遇しました。 森実氏の自己紹介は・・・。

    <1984年に着任して以来、本学で同和教育や部落問題の授業を担当しています。 おもな関心は、部落問題をはじめ、さまざまな社会的・政治的な課題を個々人が自らの問題として考えるようになるプロセスにあります。 学生時代以来、部落問題や障害者問題、被爆二世の問題、女性差別などで、差別と自分との関わりを考えてきました。 その延長線上に最近関心を持ち、考えようとしているのは、次の5つです。 2002年度より、国際人権論や人権教育論の授業も担当することになりました。

    1.同和教育
    同和教育の実践は数多くの財産を持ち、世界に発信できる内容も豊かに蓄えています。 それを整理し、わかりやすく表現できないかというのが最大の問題意識です。 もちろん、それをさらに発展させられないだろうかとも考えています。 >

    その森実氏、別のサイトで、<江戸時代まで武士社会にあった女性差別の考え方や仕組みが、明治時代になって民法のなかに明確に位置づけられ、全国民に行き渡るようにされました。たとえば、親権は父親にのみ認められるようになりました。外国人についても、江戸時代には海外侵略はなかったのに、明治になってからは繰り返し対外戦争をすることになっていきました。他の差別についても同様の面があります。それらとの関連で、部落差別の歴史を捉え直す必要があります。>と綴っていますが、その文言のは、部落差別について研究・教育するとき、その背後に<被差別部落の人々は近世幕藩体制下の穢多・非人の末裔であり、彼らに対する差別の考え方や仕組みは明治になっても継承され全国民に行き渡っていきました>という差別思想<賤民史観>が根強く存在していることを物語っています。 <部落差別の歴史を捉え直す必要があります。>と言われますが、左翼主義思想の解放理念にもとづく差別思想<賤民史観>を見直し、それを批判・払拭しない限り、 部落差別の歴史を捉え直す>ことは不可能でしょう。 ほかの学者・研究者・教育者・運動家・行政担当者と同じく、部落差別の拡大再生産に資することにとどまるでしょう。

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