2023/08/28

午前中某組合長さんに同行・・・

    午前中、湖南町赤津村の某組合の組合長さんに同行しました。

    2か所を尋ねたのですが、私は、クマ除けのための諏訪神社の神木の杖を持ってでかけました。 しかし、私が想定していた場所とは違っていたので、このクマ除けの杖を使うことはありませんでした。

    くるまのなかで、某組合の組合長さんと少しく話をしました。

    組合長: 吉田さんはここのひとですか?
    私: いえ、出身は岡山です。
    組合長: 岡山ですか? 何をされてたんですか?
    私: 高校を卒業したあと、大阪府の職員をしていて大阪市立中学校で事務をしていました。
    組合長: え? 大阪府の職員をしていたのですか!
    私: 地方公務員をしていた父が倒れて再帰不能になったので岡山に戻り、弟を中学校・高校・大学、妹を嫁に出すのに10年かかりました。 父がなくなたあと父親かわりで妹を嫁に出すために商社に入りました。 収入が倍増し、それにくわえてボーナスが5か月分でたので、妹にひとなみの結婚をさせることができました。 そのあと、母が、「あなたは10年も家のために働いてきたのだから、これからは自分のために生きなさい」といって大学に入ることとすすめてくれたのですが、岡山で学校の教師になる年齢を過ぎていましたので、日本基督教団の牧師になるために神学校に行きました。 そのとき神学校の幼稚園の先生として入ってきたのが湖南町赤津村出身のA子さんで、A子さんと意気投合して結婚することになりました
    組合長: 出会いって不思議ですね。
    私: 神学校を出たあと2年神奈川県横浜市の教会で、その後30年間山口県下松市の教会で牧師をしていましたが、2011年原発事故が発生して、東海村原子力発電所で農閑期季節労働者に働いていたA子さんのおとうさんがショックを受け、「福島が放射能汚染されていたら、ここさ帰ってこなくていい」と話していました。私は「何があっても必ず帰ってくるから」と話していたのですが2012年1月1日に心臓発作で急逝しました。 認知症の症状が出ていたおかあさんをひとりにしておくことはできないので、準備をして、2013年湖南の赤津村に帰郷・帰農しました。
    組合長: 今何をしてるのですか?
    私: 有機・無農薬でコメと野菜を栽培しています。
    組合長: 自給用ですか? それとも・・・。
    私: 妻の実家の田畑は4.6反で5.0反の基準に満たないので農家になることができず、農協の正組合員にも準組合員にもなることができず、趣味の園芸程度で農業を続けています。
    組合長: コメもつくってるのですか?
    私: 山口にちいたとき、教会の内外の農家の方々から有機・無農薬栽培でコメと野菜の栽培方法を伝授されたので、その通りに実践しています。 早稲のひめのもち、中早稲のはえぬき、晩稲のコシヒカリを栽培していますが、収穫したコメの2.5~3.0俵は、すずめたちの餌になります。
    組合長: 娘さんは何をしているのですか?
    私: 私たちが福島に戻るとき娘も一緒に戻り、産業技術総合研究所・福島再生可能エネルギー研究所につとめていたとき福島県立某高校の教師の方と結婚、今、一人のこどもと3人で新築した家に住んでいます。
    組合長: よかったですね。出会いって不思議ですね。

    某組合の組合長さん、うわさで耳にとした私の<虚像>と、私から直接聞かされた私の<実像>との間のギャップに、何度も驚いておられました。 一番驚いておられたのは、高校を卒業して就職したのが、日本基督教団の牧師をしていたことより、大阪府職員で公立中学校の事務職員をしていたこと・・・。 <え? 大阪府の職員をしていたのですか!> 日本基督教団の隠退牧師になるとき、西中国教区事務所の方が退職に伴う年金関連の手続きをしてくださいましたが、そのとき公立学校共済年金の受給資格があるのを知って驚いておられました。 <吉田先生は大阪市立中学校事務職員(府費職員)採用試験に合格していたのですか? それならそうと言っていれば、もっといい教会の牧師に赴任できたのに・・・>と話しておられましたが、それは私の人生にどういう意味があったのか・・・?

    組合長さんと2か所をまわったあと、家に戻ると、疲れですぐ寝てしまいました。 妻は、<あなた、ほとんどほかのひとと話をしなくなったから、ときたま話をすると、とても疲れるのよね。 話すってエネルギーがいるんですもの>と、私が目を覚ましたときそう語りかけてきました。

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