2023/08/20

牧師としてどう生きるかは、派遣された地方と教会で決まる・・・

    高校生のとき、Sweden Covenant Missionの宣教師からこんな話を聞いたことがあります。

    <牧師としてどう生きるかは、派遣された地方と教会で決まる。

    基督教会の牧師は、<神の召命>を信じて、アブラハムの信仰と同じく行く先を知らないで任地におもむきます。 その赴任先で牧師としてどのように生きるかは、派遣された地方と教会で決まると、同じことを神学校で講義していたのは関田寛雄教授でした。 Sweden Covenant Missionの宣教師グンナル・クリスチャンソン先生と同じアドバイス・・・。  

    その関田教授、神学校の最後の授業のとき、<君は、隠退牧師になったとき1冊の説教集を出して終わるような生き方はしないほうがいい。 派遣された教会には、その地方と教会に固有の課題がある。 牧師としてどういきるかは、その派遣された教会で決まる。 君は、ひとつのテーマを徹底的に研究して、隠退牧師になったときその研究成果を1冊の本にまとめたほうがいい・・・>と語りかけて来られました。

    日本基督教団西中国教区の山口のちいさな教会の牧師をしていた30年間、そこで地方と教会から与えられた課題は、部落差別問題との取り組みでした。 その取り組みは、

    1. 『部落差別から自分を問う』
    2. <「部落民とは誰か」ー<穢多>を尋ねて長州藩一人旅―>
    3. <
討議資料の欺瞞性を撃つ 賀川豊彦は差別者か
    4. 『部落学序説』
    5.『被差別部落の地名とタブー』
    6. 『田舎牧師の日記』
    7. <吉田向学講演録>

で文章化されていますが、Sweden Covenant Mission の宣教師や神学校の関田寛雄教授から課せられた課題はまだ達成していません。 『公立学校共済友の会だより』に個人出版のサービスが紹介されています。1冊100ページで、50部、100部で出版が可能であるようです。 人生はすべからく未完で終わるのが常ですが、無学歴・無資格 (Academic Outsider) の私が私に課せられた課題を達成できるかどうかは定かではありません。 Google の Blogger 上で数冊執筆してそのなかから1冊、本として出版することになるでしょう。 しかし、本にする前にBlogger上で公開しますので、出版する意味はほとんどないかもしれません。

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