昨夜テレビで台風7号による被害状況の報道を見ていてこころ痛みました。
農家がつくっている稲田が台風の洪水被害によってベタ倒れになっている光景と、台風の影響で雨が振らず稲田の水が枯れ干害になっている光景と、相反する光景が放映されていました。 雨がふっても振らなくても通常の雨量の枠をはみでますと稲田に深刻な影響をもたらすようです。
今年は、妻の実家の棚田の田は農業用水路に適当に水が流れてきますので、一旦温水田に貯水してそこからヒメノモチ・はえぬき・コシヒカリの田に給水することにしています。 農業用水路の流れがとまって、コシヒカリの田の土がではじめますと温水田の水を抜いてコシヒカリの田に満たします。 その温水田に水量豊富な農業用水路(兼防火用水路)の水を2インチの給水ポンプで水を汲み上げます。 約2時間で温水田を水で満杯にすることができます。
今年は、棚田の上方で田の水をかけ流しをして、妻の実家の棚田の田の前の農業用水路に水が流れてこないようにしていたプロの農家が稲作用の大型農業機械をすべて売却してリタイアしたとかで、農業用水路に水が流れてくるようになりました。 稲作にともなう被害は、自然的な被害だけでなく人的被害もあることを知らされましたが、十年一昔、時代が変われば稲作の環境も大きく変わるようです。
有機無農薬で米つくりをはじめて今年で10年目、棚田のどんじりに位置する妻の実家の棚田の田は棚田の上方の水管理によって水浸しになったり干害状態になったりします。 人為的な水害と干害、自然の水害と干害をどのように防ぐことができるか、腐心した10年でした。 台風による被害の縮図は、妻の実家の棚田の田でも見ることができます。
2023/08/17
台風7号による稲田の水害と干害・・・
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