年金暮らしの見通しの甘さ・・・
日本基督教団西中国教区の山口の小さな教会の牧師をしていたとき、60歳になり年金の一部が入るようになり徳山社会保険事務所の相談窓口で将来の年金額について教えていただきました。
そのとき、今から15年前、新鮮な魚介類を安価に食べることができた山口から、奥羽山脈のふところに抱かれた海から遠い妻のふるさと・湖南に移住して年金暮らしをするようになると美味しい魚介類を食べれなくなるという妻の話で、大島の海の道の駅で鮮魚を買って鮮魚の<食べ納め>をしました。 福島に戻ってからは鮮魚ではなく魚介類の缶詰を食べることにしました。 そのころの魚介類の缶詰は、サンマもアサリも1缶98円・・・。 そのつもりで老後の暮らしの設計をしていた妻と私ですが、今サンマは1缶340円、アサリは380円、好きなように食べることができなくなってしまいました。
2013年4月1日に日本基督教団の隠退牧師になり、妻の故郷湖南に帰郷・帰農してから今年で11年目、缶詰は1個30~50%の値上がり・・・。 年金額は介護保険などの天引きで減額されていくのに物価は逆に上がりぱなし・・・。 物価指数ほどあてにならないものはなさそうです。
妻は有機・無農薬で栽培した野菜を直売所・湖南四季の里に出展していますが、湖南のリタイアしたおじいさん・おばあさんは少しく価格をあげると買わないのだとか・・・。 それで妻は、そのおじいさん・おばあさんが買うことができるまで値下げするのが常・・・。 昨日、四季の里でそのおばあさんのひとりに言われたそうです。 <A子さんは大変なことをされているんですね。 有機・無農薬で野菜をつくるなんて・・・。 A子さんのつくったキュウリは新鮮なのにやわらかくて、甘くて、昔の味がして美味しいわ・・・>といわれたとかで、妻はとても喜んでいました。
最近いろいろ考えさせられることが多い、かっての<年金暮らしの見通しの甘さ>です・・・。
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