日本基督教団西中国教区の牧師をしていたとき、部落差別問題、部落史研究、同和教育・解放教育関連の文章・論文の読み方を私が私淑したのは山口県立文書館研究員の北川健先生の<読み方>・・・。
2つの文章を比較検証しながらその背後にある執筆者の意図を明らかにしていくという解釈技法・・・。 それは、北川健著<社会同和教育の部落史叙述の姿勢と問題>に具体的に提示されています。 無学歴・無資格 (Academic Outsider) の私は、類似した2つの論文を比較研究して論文の背後にある真実を描くだすという<北川健流文献解釈法>を身に着けることになりました。
今日の夕方、山口に棲息していたときに集めた部落史関連史資料・研究論文をテーマ別にファイリングしたものを見ていましたが、その中に<地方史研究者の責任>というのがあります。 そのファイルには2つの文章のコピーが収録されています。 ひとつは『防長風土注進案』付録の『防長風土注進案と同和問題』という小冊子をコピーしたもの、 もうひとつは北川健著<社会同和教育の部落史叙述の姿勢と問題>です。
『部落学序説』の執筆が可能になったのは、山口県立文書館研究員の北川先生や山口県立図書館研究員の木下先生との出会い、部落解放同盟新南陽支部の学習会を通じていろいろな被差別部落の方々との出会い、山口県の未指定地区の被差別部落を尋ねてその古老からいろいろ歴史と伝承を聞き取ることができたことが大きく影響しています。 どれを欠いても無学歴・無資格 (Academic Outsider) 、部落史研究の門外漢である一牧師が『部落学序説』を書くことは不可能だったことでしょう。
2023/08/16
同和教育関連文書の山口県立文書館研究員の北川健先生流<読み方>・・・
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