今日、『良き日のために 日本基督教団部落解放センター通信』(部落解放センター通信30号)が郵送されてきました。
最初のページに小柳伸顕著<部落解放センター40年ー人とその歩み>という文章が掲載されていました。 どうやら、日本基督教団の部落解放センターとその担い手たちは世代交代がすすんでいるようです。
通信30号に掲載された部落差別問題と取り組んだ牧師の中に東岡山治牧師と角樋平一牧師のことが紹介されていました。 2人の牧師の名前は、私にとって忘れがた名前です。 私のブログに何度も登場してきますが、たとえば、今年3月2日に書いた以下の文章の名前を実名で掲載すれば、
2023/03/02
<うそでもいいから・・・>
日本基督教団西中国教区の山口のちいさな教会の牧師をしていたとき、教区総会で、筆者、4期8年、西中国教区部落差別問題特別委員会委員をさせられていました。その委員長の宗像基牧師からは、<山口の地で、部落差別問題にかかわるように・・・>と制限されていました。西中国教区が、広島の被差別部落の中で設置している私設隣保館には関与しないようにと。
<石の上にも3年>ということわざがありますが、8年も、部落差別問題にかかわっていれば、山口の被差別部落やそのひとびととの接点も交流もできるようになります。とくに、教会員の半数が被差別部落出身者とその関係者である、筆者が伝道・牧会している教会ならばなおさらのこと・・・。
あるとき、日本基督教団部落差別問題特別委員会委員長の東岡山治牧師から、<吉田くん、うそでもいいから、部落民宣言して、一緒に部落解放運動をやらないか>と勧誘されたことがあります。そのときには、筆者は、被差別部落の先祖といわれていた<穢多>役、<非人>役は、近世幕藩体制下の司法・警察であると、長州藩の史資料から推察していましたので、その末裔でもないのに、自分の先祖を、<穢多>役、<非人>役とするのは、歴史の改竄であり、<うそでもいいから、部落民宣言>するということは、部落民であることを詐称することになり、聖書の信仰に照らしても間違いであると思って、東岡山治牧師に、<部落差別問題に取り組んでいる牧師は、部落民でないのに部落民を騙っているのですか?>と問いかけましたが、返事はありませんでした。それからまもなく、日本基督教団部落解放センターの主事の角樋平一牧師から電話があり、<他の牧師には、部落差別問題に取り組めというが、吉田牧師にだけは言わない。即刻、部落差別問題と取り組むことをやめろ! やめないというなら、日本基督教団の取り組みとは無関係の世界でやれ!>と一喝され、結局、筆者は、日本基督教団の部落差別問題との取り組みや西中国教区の部落差別問題との取り組みとは別の次元で、筆者なりの部落差別問題と取り組むことになりました。3年間、山口県立高校7~8校で、情報教育アドバイザーをしているときに、同和教育担当の高校教師と同和教育について情報交換し、その過程で、ブログ『部落学序説』の構想をねっていき、最後は、その執筆計画書を配布して、いろいろアドバイスを受けました。
<吉田くん、うそでもいいから、部落民宣言して、一緒に部落解放運動をやらないか>と筆者に語りかけてきた東岡山治牧師とは、それ以来、疎遠になってしまいましたが、彼は、<西中国教区の牧師たちは、吉田くんを部落差別問題の取り組みから排除するなら、わたしの活動を支えてもいいと言ってくれた。それで、吉田くんを排除することにした・・・>と筆者に引導を渡してきました。その後、筆者は、山口で知り合った、未指定地区の、被差別部落の古老や、近世幕藩体制下で<穢>寺と言われていた浄土真宗の住職の方々に対する聞き取り、山口県立文書館や山口県立図書館の研究員の方々の論文、徳山市立中央図書館郷土資料室の蔵書から、筆者独自の視点・視角・視座から、被差別部落史と部落差別完全解消への提言をまとめることにしました。それが、ブログ『部落学序説』です。筆者のブログ『部落学序説』は、日本基督教団の部落解放センターや西中国教区部落差別問題特別委員会とは、直接関係はありません。
彼らの目からみると、吉田向学は<造反者>でしかありません。今も、なお・・・。
日本基督教団部落解放センター主事の角樋平一牧師や東岡山治牧師から、私が切り捨てられ排除・疎外されたのは私が部落差別をしたからではありません。 彼らの運動方針と異なる視点・視角・視座から部落差別完全解消の提言をはじめたからです。 被差別部落の先祖を<賤民>であったと貶め、被差別部落の人々を差別思想<賤民史観>という<差別の鉄鎖>に拘束し続ける日本基督教団の部落差別問題との取り組みの姿勢を批判しはじめたからです。 日本基督教団部落解放センターはなんで切り捨てた私のところに<部落解放センター通信>を送ってくるのでしょうかね・・・。 資源の無駄使いです。
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