2023/09/13

本が2冊届く・・・

    今日、本が2冊届きました。

    1冊は、日本の古本屋経由で注文した『内村鑑三集』、もう1冊は、Amazonに注文していたアルベール・メンミ著『差別の構造 性・人種・身分・階級』です。

    『社会学と社会の間 1974-2012』にこのような解説がありました。

    <差別主義とは、『現実上の、あるいは架空の差異に、普遍的、決定的な価値づけをすることであり、この価値づけは、告発者が己の特権や攻撃を正当化するために、被害者の犠牲をも顧みず己の利益を目的として行うもの」(226頁)>

 
    最初この言葉を読んだとき、私は、<解放同盟・全解連・全国連の運動団体の運動理念と実際の運動はこの差別主義に準拠している。 どの運動団体も反差別を標ぼうしつつ、の実態は極めて差別的である。 運動団体だけでなく、彼らと連動している部落史の学者・研究者・教育者・行政もこの差別主義に通底している。 <一般>部落と<被差別>部落の歴史的・社会的<差異>に、左翼主義思想の解放理念にもとづく<差別思想><賤民史観>によって<普遍的、決定的な価値づけ>をし、公教育を利用して、日本国民に<被差別>部落の先祖は<賤民>であったと、部落差別を社会的に固定するために同和教育・解放教育を実践している。 <被差別>部落の先祖を<賤民>と断定するのは、国や地方行政から差別の<告発者>として<己の特権や攻撃を正当化するため>・・・。 同和対策費などの国や行政から補助金を得るためにその行為を正当化するために構築された差別思想<賤民史観>の背後にはこの<差別主義>がある・・・。 彼らは、部落差別の<被害者>である、<被差別>部落の一般民衆・大衆の<犠牲をも顧みず己の利益を目的として、部落差別を固定化・恒久化して、<被差別>の人々を、差別の鉄鎖につなぎとめようとしている<差別者>である・・・。>と思いました。

    日本基督教団部落解放センターもこの<差別主義>に色濃く染め抜かれているようです。

    ただ、アルベール・メンミ著『差別の構造 性・人種・身分・階級』の言葉をそのように解釈していいのかどうか、確認するために、Amazon経由で東京神田の古書店に注文しました。 年金暮らしの私にとっては高価な古書ですが・・・。


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