『部落史研究文献目録』の埼玉県に関する文献数は45・・・。 私はたぶん1冊も保有していません。
インターネットの日本の古本屋経由で集めることができたのは、『埼玉県部落解放運動史』と『同和問題と同和教育』、それと、本田豊氏の埼玉県の被差別部落に関する著作・・・。
『部落史研究文献目録』の山口県に関する文献数は60・・・。 こちらは、90%は保有しています。 無学歴・無資格 (Academic Outsider) の私にとっては、どのような部落問題・部落史研究の史資料を読むことができたかは<出会い>・・・。 本田豊氏は埼玉県の被差別部落とその資料と伝承との<出会い>があったのでしょう。 人間は神ではないので、<全知全能>型の部落問題・部落史研究に関する史資料と伝承を保有・把握することはできません。 ほんとうの被差別部落とその史資料・伝承との<出会い>は、地域に限定された史資料と伝承の中に、他の<出会い>を受容し統合する可能性を提供してくれます。
部落問題・部落史研究の入門書を2~3冊読んで、学校同和教育・社会同和教育にとりくむ教師の多くは、往々にして、部落問題・部落史研究のすべてを熟知しているとの<幻想>にとらわれる人が多いようです。 部落差別問題に取り組んでいるという日本基督教団の牧師にもこの手のものが圧倒的に多い・・・。
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