2024/01/18

読んでいて吐き気がする部落差別文書・・・

    夜, 京都大学の大学院を出られた日本文化史研究者の方から提供を受けた関連史資料の中に, 社団法人部落問題研究所編 ”「部落」復刻版 (1号~200号)” がありますが、その ”総目次" と第1号を読み直していました. 

    最初に読んだときに, 問題点にマーカーを付けていますので, それをてがかりにさらに再読をしたのですが, 読んでいて, だんだん吐き気がしてきました. これほどまでに, 人間を, 特に被差別部落の人々をおとしめる言葉を連ねる雑誌 "部落" の"創刊のことば" と ”部落解放全国委員会常任中央委員会” の声明 "部落解放への道" は, 左翼主義思想の差別性を物語る, 差別文書そのものではないか・・・!

    その差別的表象と発言は, ここに紹介することすらためらわれるほどの酷さ・・・! 中学1年生のときから新約聖書を読み, 76歳になるまで聖書信仰を生き, 聖書の人間観を持ち続けてきた無学歴・無資格 (Academic Outsider) の私の視点・視角・視座からみますと, まるっきりの差別発言・差別文書・・・. "部落解放" ・ "部落民の解放" をとく, 高学歴・高資格の学者・研究者・教育者・運動家は, "自らの人間解放" を視野の外に置き, それを実現していない・・・! 戦後の部落解放運動が, 部落差別完全解消からほど遠い現実に甘んじることになった元凶は, 雑誌 "部落" の創刊にあるのかもしれません. 

    雑誌 "部落" (1号~200号) は, 同対審答申が出さた次の年まで発行されたものですが, "戦後部落解放論争史" を書いた師岡佑介は, ”戦後30数年に及ぶ解放理論の歴史” を紐解きながら, ”新たな解放理論の再構築がもとめられ, かつ従来のたんなる発展としてそれをなし得ないのは”,  ”従来の解放理論が解放運動にとってすでに桎梏となっているところにある” と述懐しています.

    部落差別完全解消の為の焦眉の課題は, 被差別部落の人々を差別の鉄鎖につなぎとめる ”桎梏” となる, 
”従来の解放理論” や ”従来の解放運動を, 差別主義に通底していたと認め, そこからの解放, 差別思想 "賤民史観"を解放理論と解放運動から除去することではないでしょうか?部落差別完全解消のためには, 先従隗始!


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