2024/01/28

English Writing のための座学と実学・・・

    農学高校の科目には, 座学と実学があります. 

    English Writing に関する知識・技術を身に付けようと思って, 最初に集めた本は, 書斎の本箱に並べています. 

    その後, Amazonで, 各種英語辞書と英語論文の書き方を集めましたが, それらはすべて居間の書棚に収めています. 今日は, 朝からずっと雪が降り続いていることもあって, 妻と私は, 反射式石油ストーブとまめたんこたつのある居間で過ごしていますが, 妻は, 刺繍のためのデッサンをしています. 私は, 書斎から2冊の本を取り出して, 通読をはじめました. 

    1. 吉田友子著 "アカデミックライティング入門:英語論文作成法" 
    2. 片岡英樹著 "読み手の心を捉える! 英文テクニカルライティング"

    1. は知識・理論・座学であり, 2. は技術・実践・実学の本です. 2冊合わせて, "英語論文の書き方の入門書" になります. しかし, 実際は, それほど簡単に二分することができるわけではありません. たとえば、Punctuation に関していえば, 1. は, その本を Punctuation に注意しながら読むだけで, 自然に Punctuation の使い方を身に付けることができます. つまり, Punctuationを "習得" できるということ・・・. それに比べて, 2. は, Punctuation について, 要領よく効果的に "学習" して実用に供することができます. 

    それらをマスターすると, 石井クンツ昌子著 "社会科学系のための英語研究論文の書き方 執筆から発表・投稿までの基礎知識" が待ち構えています. 著者は, University of California で准教授をされていた方で, その大学の "学部生の卒論や院生の修士・博士論文あるいは研究論文の査読を20年余りしてきた" 方・・・. この本は, "英語を母国語としない大学生, 特に大学院生と研究者を対象にして・・・基礎知識やスキルを具体的に説明することをめざして編集した" ものだそうで、対象となる分野は, "心理学, 社会学, 生活科学, 家政学, 社会福祉学, 教育学, 経済学, 法学, 政治学, 文化・社会人類学, 民俗学, 女性学, 男性学, ジェンダー研究など".  この本は, 無学歴・無資格 (Academic Outsider) の私に, "日本語の文章を英訳するのは避けて, 最初から英語で書くようにする" ことの大切さを教えてくれた本です. その結果, Amazonで, 英語辞書や, 英語論文の書き方に関する本などの英書を70冊集めるきっかけになりました. 

    石井クンツ昌子著 "社会科学系のための英語研究論文の書き方" は,  無学歴・無資格 (Academic Outsider) の私にとっては, ただただ見上げるだけで一度も登山はおろか, その山麓までドライブしたことのない飯豊山系の飯豊山のような存在・・・. 英語論文だけでなく, すべての分野において, 独学・独習する者は, 全体像を見渡しながら自分が立たされている現実・実際の位置を正確に知っておく必要があります. 目標を低く設定しておごり高ぶることなく, また目標を高く設定して挫折し自らの無能を嘆くことなく, 身の丈にあった知識・技術でたどりつくことができるところまでたどりつく必要があります

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