2024/01/19

集めた部落史関連書籍は2種類・・・

    京都大学大学院を出られた日本文化史研究者の方から, "同和対策事業終了と共に, それまで部落史研究や同和教育に従事していた学者・研究者・教育者・運動家たちが一斉に関連書籍を手放し始めているので, 部落学序説の執筆を継承するつもりなら, 基本的な文献を安価に入手することができる今, インターネットの日本の古本屋で検索して, 必要と思われる文献を入手しておいたほうがいい・・・" とアドバイスを受けましたので, 私は, インターネットの日本の古本屋経由で関連書籍・史資料を入手しました. その数, 300冊・・・. そのほかに、"部落学序説" を執筆する前に入手した, 山口県立文書館、徳山市立中央図書館郷土資料室, 部落解放同盟新南陽支部の書記長さんの蔵書・・・などからコピーさせてもらった資料ファイリングしたものがかなりな量保管, いつでも取り出して読める状態にあります. 

    それらの部落史関連資料は, 大きく分けて2つあります. 一つは, 部落史研究における差別思想である "賤民史観" を構築・温存していく学者・研究者・教育者・運動家たちが書いた文献・・・. もう一つは, "部落学序説" の主張を裏付けるような歴史と伝承に関する, 差別思想 "賤民史観" に疑問を抱いたり, 問題提起したり, 反論を書いている学者・研究者・教育者・運動家たちの書いた文献・・・.

    前者の, 左翼主義思想の差別思想 "賤民史観" に基づいて悲惨な被差別部落の姿を捏造する文献を不用意に引用すると, 間違いなく差別文書になりかねません. 後者の文献は, 被差別部落を尋ね, ありのままの被差別部落の姿を描き, その歴史と伝承を探り, 被差別部落の人々の生き方に学ぼうとする学者・研究者・教育者・運動家たちの書いた文献で, 差別の拡大再生産につながるようなことはありません. ただ, 前者が多数派で, 後者が少数派であるという嘆かわしい現実にはありますが・・・. 

    前者は, 被差別部落の人々に代わって部落差別反対を唱え, 被差別部落の人々を犠牲にして, 国や行政から利権を獲得することに汲々としている人々で, いわゆる A・メンミがいう "差別主義" の持ち主で, "差別主義者" に他なりません. 後者は, それと真逆の A・メンミがいう 部落差別完全解消のためにたたかう"反差別主義" の持ち主です

    部落史関連文献を無意識・無自覚に読めば読むほど前者の文献は, 読者を差別思想 "賤民史観" へと導き, 部落差別の拡大生産の担い手に仕立て上げて行きます. それにひきかえ、後者の文献は, 被差別部落の人々の歴史と伝承を, "賤民史観" という色眼鏡を通してではなく, ありのままの事実に目を向け, 部落差別完全解消をめざしその歴史の真実に生きようとします


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