2024/01/30

午前中, インターネットで高齢者の老後の暮らしについて調べる・・・

    午前中, インターネットで高齢者の老後の暮らしについて調べてみました. 

    老後にどのような生き方をするかで, 毎月必要な額は, 数倍の差ができてくるようです. 月額100,000円と300,000円では, 老後の暮らしと生活に大きな差が出てくるのは当然といえば当然・・・. 

    湖南の赤津村のプロの農家の方々の話では, プロの農家の年金は月額38,000円~40,000円だとか・・・. 夫婦2人の高齢世帯で, 76,000円~80,000円・・・. 月額100,000円~300,000円で年金暮らしをされている方々の暮らしとどう折り合いをつけているのやら・・・?

    2013年4月に, 日本基督教団の隠退牧師になり, 妻のふるさと湖南に帰郷・帰農したとき, 妻の親類・親戚筋の人が, "吉田はカネさ持ってねえ! つきあうと損をそるぞ!" と親類・親戚筋の人に触れまわったため, 妻も私も, 農村の伝統的な人間関係にわずらわされることはなくなりました. "よそもん" にカネの無心をする農家も, 誰も近寄らなくなりました. "つきあってほしければカネさ寄越せ!" と言われるので, 妻は, "あなたにあげるおカネは持っていないので, つきあってくださらなくて結構です" と断っていました. "そんなこと言ってら冠婚葬祭のときに困るぞ!それでもええのか!" と怒鳴っていましたが, 実際は, 我が家の冠婚葬祭に関して "ここらのもん" とは関係を持つことはありませんでした. 村八分ならぬ村十分・・・.  

    妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農した年の7月21日, 山口県鹿野町金峰の集落で, 連続殺人・放火事件が発生しました.  なぜそのような事件が起きたのか, 当時のマスコミの報道では, 自分のふるさとに帰郷した被告は, その住民から退職金を均等に分配するよう求められたり, 村の共同作業を被告人ひとりに押し付けられたり, その住民全体から排除・疎外, いじめ・いやがらせの対象にされていたとか・・・. その後, この事件が取り上げられても, その事実は不問に付されることになりました. その事件をテレビで見た湖南町赤津の住民は, 山口から福島に帰郷・帰農してきた妻と私に, "カネさ寄越せ!" の大合唱を始めたのです. それを無視し続けた妻と私について, "吉田はカネさ持ってねえ! つきあうと損をそるぞ!" とのうわさが流されるようになり, そのほとんどの住民から排除・疎外, いじめといやらがせの対象にされることになりました. 

    しかし, そのことは, 結果的に, 妻と私の, 年金暮らし+百姓暮らしを安定した, 充実したものにすることにつながりました。湖南の中で, 雇用・被雇用の関係も, 経済的貸借関係も, 精神的主従関係も持つことはありませんでした. 妻も私も, "よそもん" として, 湖南の赤津村で棲息することにしました. "よそもん" は "よそもん" に徹して生きること・・・, それは "よそもん" が因襲深い農村的地域社会で生き続けるための最善の知恵です. 隣人に依存せず, 依存されず, 自主独立の道を歩むことは都会の生活と暮らしにおいてのみ可能ですが, その生き方は, 都会だけでなく農村においても大切です. 農村は自然が豊かで人情が厚いというのは, 日本人が抱く幻想の一つです. 毎日せっせと農薬と除草剤を散布して生態系を破壊している農村は決して自然豊かではありません. 営農による利益追求とカネもうけしか関心がなくなった農家の人情は雨散霧散してどこにもありません. 組合のおカネを着服して, "よそもん" に使い込みの責任を押し付ける "ここらのもん" である農家の人々には人情のかけらもありません. 

    私の弟夫婦も, "貧乏をしている兄貴夫婦 (日本基督教団の教会の牧師をしている・・・) とつきあってもいいことはなにもない" といって交際を絶っているので, 湖南の赤津村固有の現象ではなく, 日本全体の現象なのでしょうが・・・. 


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