私が20代のとき, 株式会社ジューキの倉敷営業所に勤めていたとき, よく代理店の担当者の方に同行して販促活動をしていました.
あるとき, ドイツのデュルコップ社製の自動縫製機の販売促進に同行したとき, その工場で, 縫製のプロのわざをみせていただきました. スラックスの縁かがりを, 1人で1日5,000枚かける人・・・. 彼女は中学卒業後すぐその縫製会社に就職したようで、そのときから天性の能力を発揮, 1日5,000枚のオーバーロックかけができるようになったそうです。
オーバーロックをかけると自動糸切装置で切り取られた糸がバキュームで集められますが, 彼女はほとんど無駄な糸を排出しないそうで、ロック用の糸も少なくてすむのだとか・・・.
そのときの彼女の作業をすぐそばで見学させてもらいましたが, ただただ, 尊敬の念を掻き立てられるだけ・・・. その会社の社長さん、"いずれ, 独立させて縫製工場を経営させる・・・" と話しておられましたが, プロの職人のわざを自分の目でみたことがある私は, すべての職業におけるプロの職人の技は, すべからく尊敬に値すると思うようになりました.
プロはプロ, アマはアマに過ぎない・・・!
プロの部落解放運動家・・・? プロの同和教育家・・・? そんなのあったけ・・・? 2~3冊の本を読んで, 何でも分かったかのような話をする, 知ったかぶりのまがいもののプロの部落解放運動家や同和教育担当教師には幾人にも出会ったことがありますが・・・.
2024/02/02
スラックスの縁かがりを1日5,000枚かけるひとがいた・・・
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