なぜ, 岡山を捨てたのか・・・？

    私の親類・親戚筋のなかには, 私が, "なぜ, 岡山を捨てたのか・・・？" 疑問に思っている人も少なくないようです. 

    実際は, 私が岡山を捨てたのではなく, 岡山が私を捨てたのですが・・・. もし, 私が岡山に住み続けていたとしたら, たぶん, 私はいまでも独身でいたことでしょう. 私は, 団塊世代の結婚条件のすべてを保有していませんでしたから・・・. 確率から言いますと, 私が結婚できる可能性は, 99.99％ありませんでした. 団塊世代の結婚条件は, かなりハイレベルでしたから・・・. しかも, 私は, 高校3年生とのき, Sweden Covenant Missionの教会で洗礼を受け, クリスチャンになりましたから, その上にさらに制限が加わりますと, 私が結婚できる可能性は100.00％なし・・・. それを心配した母が, ひとつの条件をもとに, 私が日本基督教団の牧師になるために神学校に行くことを認めてくれました. その条件とは, "東京で, あなたと結婚したいという人があらわれたら, 迷うことなく結婚すること・・・". その母との約束で, 私に, "私と結婚してください" と告白した今の妻と結婚することになりました. 交際相手の妻を岡山に連れて帰って母に会わせたところ、母はとても喜んでいました. その妻のふるさとが, 福島県郡山市湖南町, 旧会津藩領地の赤津村だったので, 妻の実家のおとうさんが心臓発作でなくなったあと, 認知症になりはじめていた妻の実家のおかあさんの介護のため, 2013年4月1日に日本基督教団の隠退牧師になり, 妻のふるさと湖南に帰郷・帰農して, 年金暮らし ＆ 百姓暮らしをはじめました.   

     私が岡山を捨てたのではなく, 岡山が私を捨てた結果, 私は妻と出会い, 隠退牧師になったあとは, 岡山から遠く離れた東北福島の, 妻の実家で人生の晩年を過ごすことになったのです. 私があまり知らない岡山や香川の親類・親戚筋の方々から見れば、遠く離れた東北に住んでいる私は, "何の役にも立たない存在" であるようです. 親類親戚筋は, お互いに経済的に支えあわなければならないのに, 遠く離れたところにいるとそれもできない・・・, ということで私に対する不平・不満がたまったいるようです. 清貧生活を生きてきた一宗教者の私は, 親類親戚筋のなかで, 一番経済的には大変なはず・・・. 年金も少ないし, 自給用にコメと野菜を栽培しないと暮らしもままならないし・・・. 岡山に住み続けていたとしたら, 私は, 親類親戚筋の厄介者になって, 結果的に親類親戚筋との関係が絶たれ彼らとは無関係な生き方をしていた可能性が大きい・・・. 妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農しても, 妻の親類親戚との付き合いはありません. "吉田はカネさ持ってねえ. 吉田とつきあうと損をするぞ！" との親類親戚間のうわさで, 誰とも付き合っていません. 岡山にいても福島にいても, 私の人生にはあまり大きな変化はなさそうです. ただ, 福島には, 主なる神さまが私に与えてくださった伴侶, 妻との人生があります.