2023/09/14

吉田向学と『部落学序説』の最もよき理解者・・・

    午後、仮眠をとったあと、元濱涼一郎著『社会学と社会の間 1974-2012』の<社会認識と社会学(文献解題集)>で紹介されていたアルベール・メンミ著『差別の構造 性・人種・身分・階級』の<差別主義と抑圧>の章を通読しました。

    アルベール・メンミが描く<反差別主義者>としてのあるべき生き方は、私の人生全体を貫いている私の生き方そのもの・・・。 無学歴・無資格 (Academic Outsider)  で、日本基督教団の地方の小さな教会の牧師である私の部落差別問題との取り組みは、なぜか、アルベール・メンミ著『差別の構造 性・人種・身分・階級』の<差別主義と抑圧>の章で、アルベール・メンミが描く<差別主義者> (反差別を標ぼうする運動、左翼思想、学校教育、宗教)の人間観と哲学に対抗する<反差別主義者>の生き方に酷似しています。

    アルベール・メンミは、『部落学序説』の執筆者である私、吉田向学のもっともよき理解者であると思わされました。 聖書的人間観に立脚し、実存主義哲学になじみ、社会学・社会精神医学に従事したアルベール・メンミの視点・視角・視座は、『部落学序説』の著者である私の視点・視角・視座でもあります。

    元濱涼一郎氏は、<メンミの名前を、日本の人権・同和問題周辺で有名にしているのは、どうやら彼の差別主義の定義にあるようだ>と記していますが、アルベール・メンミが描く<反差別主義者>の生き方、ものの見方・考え方が、部落差別問題・部落史研究の学者・研究者・教育者・運動家・行政官などにどのように受け入れられたのか、また受け入れられなかったのか、注意しなが、部落差別問題・部落史研究の文献を再読してみることにしましょう。


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