『賀川豊彦全集 第3巻』に『神に就ての瞑想』(1930年)が収録されています。
その第4章に目を通していて、聖書主義・敬虔主義・合理主義・相対主義・実存主義の私は、そこで展開されているパウロの『ローマ書』に対する賀川豊彦の解釈に違和感を覚えました。 賀川豊彦のパウロ神学の解釈の仕方は、およそ聖書的ではありません。 聖書をもって聖書を読む、そのことで培われてきた私の聖書信仰とは、まったくかけ離れた論理が展開されています。
賀川豊彦は日本の知識階級・中産階級にキリスト教を布教し、彼らをキリスト教信者にするために賀川豊彦独自の聖書解釈をし、賀川豊彦独自の神学を構築していったようです。 賀川豊彦固有の信仰と神学が、『貧民心理の研究』に露骨に表現されているような非聖書的人間観のよる差別的な思想を背後にあって支えるものになったようです。
賀川豊彦は、聖書を誤解し、パウロ神学を賀川豊彦が生きた時代精神で変形させ、戦前・戦後の日本基督教団の中に、聖書の教えから逸脱した信仰と神学を蔓延させ、自らその教祖に仕立ててしまった。 今の日本基督教団の中にも、賀川豊彦を教祖とする<賀川宗>の信者は多い・・・。
私は中学1年生のときに『新約聖書』を、高校1年生の時に『旧約聖書』を読み、高校2年生の秋、聖書の神をまことの神と信じ、基督者になることを決心しましたが、それまで、一度も教会に通ったこともなければ、クリスチャンという人に出会ったこともありませんでした。 Sweden Covenant Mission の教会の特別伝道集会の講師として賀川豊彦牧師を招いたことがあったようですが、賀川豊彦の説教を聞いていたとしたら、私は果たしてクリスチャンになったかどうか・・・。
2023/09/08
聖書の教えを曲解する賀川豊彦・・・
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