"The Oxford Companion to Local and Family History"
"The Oxford Guide to Family History"
前書は, 郷土と家の歴史に関する英語辞典, 後書は, 家の歴史に関する研究の入門書です.
郷土史研究法と先祖の歴史の研究法に関する入門書・概説書・辞典事典・論文集はすでに入手しているのですが, 英語の世界でどのような主張がなされているのか知りたくて, 上記2冊の関連本を入手しました.
私の祖父・吉田永學の先祖は, 1637年 (寛永14) の開山された信州栗田村の真言宗観聖寺の住職・修験僧の長男系列の末裔ですが, 長男系列でいえば, 私もその末裔に名を連ねることになります. "Local and Family History" を調べる上で, 忘れてはならないことは, 常に, "事実" からスタートすること・・・. "Local and Family History" を, 現在の自分を虚飾するために, 都合よく改竄することは絶対にしてはならないことです. 常に史資料に基づいて, その事実に立脚して研究を進める必要があります. 私が出会った先祖は, 江戸幕府のキリシタン禁令下で, 民間宗教者として生き抜いて幕末・明治の神仏分離政策で政治的に否定され, 廃寺・帰農に追い込まれた人々です. 彼らは, 中本山の伊勢神宮の神宮寺・世義寺の信州における末寺の住職・修験僧として, その職務をまっとうしてきた尊敬すべき民間宗教者としての姿 (真言宗観聖寺は, 浄土真宗の寺のようにキリシタン弾圧のための宗門改めの機関ではない・・・) でした. キリシタン禁令下において, "教会" と "牧師" のような役割をになってきた民間宗教者以外の何者でもありませんでした.
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