2024/09/19

人生晩年の知的投資・・・

    2013年4月1日, 日本基督教団の隠退牧師になり, 東北福島の妻の実家に帰郷・帰農したとき,もって帰った書籍は, 岩波文庫・岩波新書・岩波全書・岩波講座などの学術書, 副業のために使って板情報処理関連の書籍・資料, "部落学序説" の執筆に利用した史資料, 神学書・哲学書など約2000冊・・・.

    そのあと徐々に蔵書数を増やし, 約1600冊を追加して, 現在3600冊・・・. 日本の古本屋⇨ BOOKOFF Online ⇨Amazonと渡り歩いて, 安価な古書ばかりを購入・・・. 原則として, 同じ本なら, 無条件に安価なものを注文しました.

    しかし, どんなに安価でも, チリもつもれば何とやら, @1,200円で購入したとして, 1600冊の購入価格は1,920,000円・・・. この12年間に毎年160,000円を投じて蔵書を増やしてきたことになります. 毎月13,400円・・・. 実際の入手価格は300~12,000円, 少しく高価でも必要不可欠な本であると確信しますと, 高価な古本や新本も入手してきましたので,  @1,200円というのは送料込みで入手する一つの目安です.

    妻の実家は地震多発地帯にあります. しかし, 東日本大震災のときに被害をまぬがれた頑丈な作りの農家です. お義父さんは, 家を立てるときコンクリートの支柱を何本の打ち込み,豪雪に耐えることができるように自分の山から切り出してきた松の木をふんだんに使っている・・・と話していました. しかし, もう必要以上の本を蔵書できるスペースはありません

    それに物価上昇により生活費が圧迫されていますので, 毎月の古書購入のための教養費は生活費に回すことになります. 3,600冊の蔵書は, 純然たる農村的地域社会で, 無学歴・無資格 (Academic Outsider) の私ならではの知的環境を保持するために必須です. 日本基督教団西中国教区の山口の小さな教会の牧師をしていた30年間,徳山市立中央図書館の2階の郷土資料室の蔵書を自由に閲覧することができたのは幸いでした. 片道くるまで10分の距離にありましたから・・・. 湖南の赤津村から, 郡山市内の郡山中央図書館や郡山歴史資料館に通って調べものをするのは不可能です. 同世代の隠退牧師の半額以下の年金しかない私は,自給用に有機無農薬でコメと野菜を栽培していますので・・・. 生活のための時間を図書館通いのために割くことはできません.

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