2022/10/29

『部落問題事典』に記載さている事柄と記載されていない事柄・・・

昨夜、『部落問題事典』を読んでいて、この『部落問題事典』には、<記載さている事柄>と<記載されていない事柄>のふたつの側面があることに気づかされました。

なぜ・・・?

『部落問題事典』で、部落差別問題、部落史研究に関して、基本用語を検索しても、見出し語にない場合が少なくありません。『部落問題事典』は、学者・研究者による<科学的>(学問的)研究というより、左翼思想、左翼主義という、かなり偏った研究者の研究成果の集合体である可能性が多分にあります。

『部落問題事典』を、<記載さている事柄>と<記載されていない事柄>を念頭において読んでいくとき、<記載されていない事柄>と同じく、<記載されている事柄>も多く問題を内包しているように思われました。<記載されている事柄>は<部落>に関すること・・・、<記載されていない事柄>も<部落>に関すること・・・。なにか禅問答のような言い方ですが、『部落問題事典』に掲載されている事項は、無条件に受容していい、あるいは、受容しなければならない頃柄ではなく、批判・検証しなければならない事柄であるようです。そうしないと、部落差別の真実は見えてこない。<被差別部落>とラベリングされる人々の歴史と民俗のほんとうの姿を把握することはできない・・・。

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