昨夜、『アーレント=ヤスパース往復書簡』を読んでいて、このような言葉が目にとまりました。
<医学のこの分野は、ひじょうな複雑さにもかかわらず、ほかに例がないほどすっきりしていて、そこでの認識の発展はますます洗練の度を加えています――それでもやはり理解しがたいところはあって、その周囲をまさぐっている状態ですが、顕微鏡をのぞいていると、宇宙のかなたの星雲を見ているような気分になったものです。
知識はますます遠くまでおよぶようになっていく、しかしさらに「その背後に隠れている」ものには、いっそう手が届かなくなっていくのだ、と。>
ヤスパースの『哲学』(全3巻)から判断しますと、<科学的><知識はますます遠くまでおよぶようになっていく、しかしさらに「その背後に隠れている」もの<包括者=神>には、いっそう手が届かなくなっていく>と解釈されます。ひとりひとりの人生の背後には、<科学>では究明されない<神>の庇護がある・・・。神さまが少しく指を動かせば、人の脳血管の血栓をいとも簡単に取り除くことができる・・・。それが取り除かれても、取り除かれなくても、ひとはそのことを確認する術を持たない。ただ、<人生の主>である、主なる神さまを信じる以外にはない・・・。
2022/10/30
背後に隠れているもの・・・
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