今日の夕方、『アーレント=ヤスパース往復書簡』を読んでいました。
そこに、アーレントの<座右の銘>についての記述がありました。アーレントは、その哲学の師・ヤスパースの語った言葉「人間は働きすぎということはない」、<これを座右の銘にして、毎日唱えています>とヤスパースに書いています。
<人間は働きすぎということはない>。
ヤスパースは、アーレントが交通事故あったとき、アーレントにこのように手紙を出しています。<こんどのおそろしい出来事の経過を考えると、なにによっても破壊できないものがきみにはあると信じられる気もちになります。悪魔はほんのちょっと引っ掻いただけで、芯には手が届かない。きみが分別をもって、からだの休養を長めにとっているのは、なによりです。傷の治療のためだけでなく、ショックからの回復のためにも絶対に必要ですからね。からだは思いやりをもって扱われることを要求します、そうすればからだのほうも、われわれのために働こうという気になり、われわれと一体化してくれるのです。奴隷のように扱ったら、反逆してきますよ。>
<働く>ということは、自分のからだを酷使することではない。自分のからだを労りつつ働くことを意味しているようです。<労働>は<自分のからだを労りつつ働くこと>を意味するようです。
2022/10/31
アーレントの座右の銘・・・
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