昨夜読んだ『アーレント=ヤスパース往復書簡』の中に出てきた言葉です。
<弱腰は全世界をロシアの側に押しやってしまう。いまでもそれはすでにはっきり目につくようになっている。・・・私は――これまでもずっと――いっさいの幻想の放棄を主張こそすれ、西ベルリンという事実を捨てるなと主張しているのです。それはせめて最低限の尊厳、それなしには自由な政治生活を持ちこたえることができない尊厳を守るためです。>
1961年11月1日づけの書簡の中で、ヤスパースがアーレントとその夫に語り掛けた言葉です。60年後の現在においても、色褪せることのない哲学者ヤスパースの言葉です。このヤスパースの言葉に出てくる<西ベルリン>を<ウクライナ>に置き換えても、意味が通じます。
自由を大切にする欧米国家や日本、<ウクライナという事実を捨てるな!>という呼びかけは、ロシアによるウクライナ侵略が、ウクライナの国土と国民、その文化と経済を破壊し尽している現代のEUとロシアの軍事的葛藤状態においても、耳を傾けなければならない実存哲学者・ヤスパースの言葉です。今のところ、欧米・日本は、共産主義・全体主義のロシアのウクライナ侵略戦争に対して<弱腰>にならず、自由を追求する<ウクライナ>を守り続けていくことを明確にしています。
2022/10/30
弱腰は全世界をロシアの側に押しやってしまう・・・
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