2022/10/31

ロシアの西欧諸国への威嚇、フィルシチョフは<きれいな爆弾>で、プーチンは<きたない爆弾>で・・・

昨夜、『アーレント=ヤスパース往復書簡』、第2巻を読み終えて、第3巻にはいりました。そのとき、筆者、何度も衝撃を覚えました。

<政治では新しい問題が出てきたようですね。ロシアのスーパー爆弾というのはいわゆる「きれいな爆弾」、放射能汚染を惹きおこさない爆弾らしい。国と大陸の巨大規模での破戒が、全人類を滅ぼしてしまうことなしにできるようになる。ロシアは数個の爆弾でヨーロッパを破壊でき、直ちに――放射能の心配なしに――占領できる。>

ロシア大統領プーチンは、ウクライナ侵略戦争で<きたない爆弾>を使用する可能性を公言していますが、今から60年前、ロシアのフルシチョフは<きれいな爆弾>を使用すると、自由主義の西欧諸国を威嚇していました。

<きれいな爆弾>とは、中性子爆弾のことでしょうか・・・? ロシアは、数個の中性子爆弾をヨーロッパで炸裂させることで、自由主義の西欧諸国のインフラをそのままにして、その住民の生命を奪うことができる・・・。すべての住人が中性子爆弾で死んだあとロシア軍は、ロシア軍を侵攻させ、戦わずして自由主義の西欧諸国をロシアの領土にすることができる・・・。ソビエト・ロシアのフルシチョフは、自由主義の西欧諸国を威嚇・脅迫していたのです。

中性子爆弾も<戦術核兵器>のひとつ・・・。ロシア大統領・プーチンは、<きれいな爆弾>ではなく<きたない爆弾>の使用をほのめかして、ウクライナと欧米諸国を威嚇しています。日本の左翼思想家は、アメリカの核は<きたない核>、ソ連・中国の核は<きれいな核>として、ソビエト・ロシアや中国が核武装することに賛同していました。ロシアによるウクライナ侵略戦争で、ロシア自体が<きたない国>であることを自ら証明してしまいました。

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