2022/10/27

昨夜、『部落問題事典』を読み進めたけれど・・・

昨夜、『部落問題事典』を読み進めたけれど・・・

どうやら、<問題>なのは、<部落差別問題>ではなく<部落問題>であるようです。端的にいいますと、<問題>は<部落>にある・・・。

近世幕藩体制下の司法・警察官であった<穢多役>、<非人役>の村を、左翼思想の学者・研究者・教育者、運動家は、その社会主義・共産主義などの左翼思想を背景に、きわめて差別的に<部落>とラベリングして、近世幕藩体制下の体制内存在を、近代明治天皇制下の反体制的存在へと誘導したようです。

彼らによって、つくりあげられた<部落>像・・・。それは、<穢多役>、<非人役>の末裔を、<部落>という<差別的鉄鎖>に拘束し、人間としての自由を、<穢多役>、<非人役>の末裔から剥奪するものでした。

無学歴・無資格、学問とは無縁の筆者、哲学は好きでも思想は嫌い、肌にあわない存在ですが、大阪市立学校事務職員(府費職員)として勤務していたとき、日教組の幹部職員から日教組に加わるようにオルグ活動の対象にされていましたが、筆者、日教組に加わることはありませんでした。中学校の事務長に同行して、被差別部落の家々と、一般の母子家庭を尋ねたことがありますが、そのとき、両者の経済格差にすごく違和感を感じました。もっと補助金を寄こせ、学費を免除しろという被差別部落の人々と、事務長のすすめにもかかわらず、学費免除の申請を拒否し、自分の子供には、自立していきていくことをおしえたいという母親・・・。

その違和感は、その後もずっと筆者の中に居座っていましたが、旧長州藩領地の被差別部落の古老と出会い、その話を聞くなかで、筆者は、部落差別には、左翼思想・左翼運動とはことなる、もうひとつの別の顔があることを知りました。ほんとうの<穢多役>、<非人役>の末裔の顔を・・・。『部落問題事典』には、ほとんど触れられることにない顔です。

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