堰が切られて、どっと水が流れ込んでくるように・・・
筆者、まもなく後期高齢者になるという、74歳の末期に、英語で論文を書くための準備をしていますが、それって、年寄りの冷や水、実現されることのない妄想・・・?
今朝、大道安次郎著『老年の光と影』を紹介している穂長豊著『老人心理学入門』にこのような言葉が記されていました。
<知ろうとする心が強く働いて覚えようとする習慣があれば、年齢にあまり関係なく記憶が出来、理解する力も衰えない・・・>。
その大道安二郎氏の言葉に、その弟子である穂長豊氏は、このように綴っています。<先生は80歳近い年齢ですが驚くほど本を読んで理解しておられます。先生は学者だからとおっしゃる方があると思いますが、先生をここで引き出して申すのは、先生は学問の世界だけでなく常に脳を働かせておられます。その人が老人性の脳の病気にかかっていなければ何らかの形で知識を求めようとする気持ちがあるはずで、その人が今さら知識を求めにくいように思われ、周囲の人々も今さら覚えようとする気持ちがなくなっていると思って、刺激しないとこの理由から知識欲まで薄らぎ知識が高まらないと思ってしまうのです>。
老年期における、老いてゆく人に差し込んでくる光と影・・・。光を遮る、他者の暗雲に包まれた言葉に左右されることなく、自らの上に注がれている光を仰ぎ、歩み続けることが肝要であると思われました。
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