2022/11/04

『福音と世界』(2022年3月号 特集・部落解放―歴史と可能性)を通読・速読してみた・・・

猪苗代での買い物から帰ると、郵便受けに、この前出版元に注文していた『福音と世界』(2022年3月号 特集・部落解放―歴史と可能性)が届いていました。

筆者、すぐ、通読・速読・・・。

部落史研究に新しい展開があるのかないのか、それを確認するために読むことにしたのですが、2022年今年においても、部落史研究の方向性と内容は、十年一日の如く、ほとんど何も変わっていないようです。部落史研究は、これからも混迷を深めていくことになるのでしょうか・・・?

左翼思想の部落史研究者の、部落差別拡大再生産の志向に、部落差別完全解消への意図がないことを見限った法務省は、部落問題、部落史研究問題の一切合切をブラックボックス化して、闇に葬り去ろうとしているという指摘、<国家にとって都合の悪いものを無かったことにしたい歴史修正主義>にのっかった法務省は、<どこが部落であるか/誰が部落民であるかを語れば、それは理由の如何を問わず原則差別行為にあたるとした。権力側は部落の歴史も何も無きものにしようとしているのである>(川崎那恵著「部落女性、折り重なるスティグマを乗り越えて」)という批判は、的を得たものかもしれません。

左翼思想の部落史研究にも、歴史修正主義にも異を唱えている筆者のブログ『部落学序説』とその関連ブログ群の内容全体を差別的であるとして、閲覧禁止・削除処分にした Gooblog の事務局は、<部落の歴史も何も無きものにしようとしている>法務省の忠実な、言論弾圧機関であるのかもしれません。

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