2022/11/02

昨日の夕方のテレビニュース・・・

昨日、夕方のテレビニュースでこんな報道がなされていました。今朝、インターネットで確認しました。

<梅毒患者、初の1万人超え…予想超えるハイペース「不特定多数との性交渉控えて」
2022/10/27 10:34

性感染症の梅毒と今年診断された患者数は23日までに全国で1万141人(速報値)に達し、現在の調査方法となった1999年以降、年間を通じて初めて1万人を超えたことがわかった。東京都感染症情報センターが27日に公開した国の集計結果から判明した。専門家は「若者に感染が広がっており、不特定多数との性交渉は控えてほしい」と話している。

梅毒は全身の発疹やリンパ節の腫れ、陰部の潰瘍などが表れる。初期症状は軽く、気づかずに放置すると心臓や神経に障害が起きることもある。抗菌薬などの薬物治療で完治できる。

梅毒は、戦後間もない時期には20万人以上の患者がいたとされる。抗菌薬の普及で大幅に減ったが、2010年代に増え始め、18年をピークに減少に転じた後、再び急増。昨年の7983人が最も多かった。

近年の増加傾向の原因は不明だが、SNSやマッチングアプリを通じた不特定多数との性交渉の増加を指摘する声もある。日本性感染症学会理事の重村克巳・神戸大准教授は「10か月で1万人を超えるとは予想を超えるハイペースだ。陰部やのどの赤みなど疑われる症状があれば、すぐに受診してほしい」と呼びかけている>。

筆者、20代前半のとき、岡山県の某医学研究所付属病院の臨床病理検査室で一般検査・細菌検査に従事していました。その病院、性病患者・結核患者が多くて、淋菌やスペロヘータの検査は日常茶飯事でした。水間圭祐著『性病学』を取り出して、<第3章梅毒>に目を通しました。以前読んだときにマーカーをつけていますので、マーカーをつけたところを拾い読み・・・。梅毒に感染したときの症状がカラー写真で掲載されています。

<近年の増加傾向の原因は不明・・・>とありますが、<疫学的調査>、なされていないのでしょうか・・・? 筆者が勤めていた病院の臨床病理学の先生は、<性病にかかるかかからないかは、学歴・社会的地位、美貌・容姿、性格・趣味、年齢・性別、出身・門地、宗教・教養などとは一切相関関係がない。>と話しておられました。

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