読むべきものが山ほどあってたいへん・・・
この言葉は、『アーレント=ヤスパース往復書簡』に出てくる、81歳の哲学者・ヤスパースの言葉です。ヤスパースは、大学の教授の職を退いて久しくなりますが、それでもなお、<読むべきものが山ほどあってたいへんです・・・>とアーレントに書き送っています。読んで調べたことは、<感銘を与え信用されうる本にしいたいと思っています。>と綴っていますが、ヤスパースが本を多く読むのは、<人生の末になって、もの笑いのたねになるようなことはしたくないですしね・・・>という思いが背景にあるようです。
筆者、無学歴・無資格、学問の世界とは無縁でありながら、English Wriiting で『部落学』(Research on Buraku Discrimination in Japan)を執筆しようとしていますが、筆者の蔵書は、3,600冊・・・。筆者は、Specialist としての視野ではなく、Generalist としての視野でものごとを考えてきましたので、3,600冊といっても、ひとつの分野の冊数が300冊を超えることはありません。300冊の本を精読してなんらかの文章を書くための前提となるのが他の3,200冊・・・。
<読むべきものが山ほどあってたいへんです・・・>というのは、哲学者ヤスパースの言葉であって、筆者の言葉にはなりません。経済的、時間的、能力的、場所的に、1分野300冊という自己制限を課していますので・・・。というか、課せざるを得ないので・・・。
2022/11/13
読むべきものが山ほどあってたいへん・・・
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