昨夜読んだ、ヤスパース著『真理について』の第一序文に、こんな言葉がありました。
<論理学の根本思想は、古い原典の研究に際して、隠されていることを了解しつつ聞き取る能力を与える>。
史資料を研究するとき、その史資料から、研究者は自分の思想やイデオロギーを<読み込む>のではなくて、史資料が語ることを<聞き取る>必要があります。史資料から十分に<聞き取る>ためには、<隠されていることを了解しつつ聞き取る>必要があります。字面だけに拘泥して解釈するだけでは、十分に<聞き取り>をしたことにはなりません。文字の背後にある<隠されていること>、文字にしえなかった事実・真実に思いをはせる必要があります。
その真実・・・、誰でも知ってはいるが、真実としてみとめがらない真実でもあります。
2022/11/13
論理学の根本思想が与えてくれるもの・・・
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