2022/11/15

娘の進学をめぐる学歴騒動・・・

娘が高校進学のとき、妻は、三者面談のとき、娘の担任教師と大喧嘩・・・。

教師:娘さんの志望校は、山口県立下松高校ですね。
妻:はい。
教師:娘さんの成績では、山口下松高校に合格するのは難しいと思います。他の高校を選択することをおすすめします。
妻:娘は、国立大学に進学させたいので、山口県立下松高校を受験させてください。
教師:おとうさんもおかあさんも大学は出ていないですよね。それなのに、娘さんを国立大学に進学させたいのですか? かなり、難しいと思いますよ。わたしみたいな優秀な成績をとっていても国立大学に進学できなかったのですから。
妻:私の娘は、あなたみたいなバカではありません。下松高校を受験させてください。
教師:たとえ、下松高校に合格しても、成績は下の下ですよ。国立大学進学は無理です!

娘は、山口県立下松高校に合格して、最初の実力考査で、1学年全体の7番の成績をとりました。

大学進学のときは、妻は、担任教師ともっと熾烈な喧嘩をしていました。

担任:国立単願は、無理です。すべりどめに私立を受けることをおすすめします。
妻:経済的理由で、私立大学進学は無理です。国立大学にしかやれませんから、国立単願でお願いします。
担任:失礼ですが、おとうさんもおかあさんも大学は出ていませんよね。それなのに、娘さんを国立大学に進学させるのですか? 無理です。私は、国立大学進学を希望していたのですが、合格できませんでした。それを考えると、娘さんが国立大学に入れる可能性はありません・・・。
妻:私の娘は、あなたみたいなバカではありません。娘の実力は、親が一番よく知っています。国立大学単願でお願いします。
担任:落ちてもしりませんよ。
妻:娘が国立大学にはいれなくても、先生のせいにはしませんから。

娘は、センター試験の2日目の科目で点数が伸びず、合格必勝をめざして、国立単願先を変更・・・。国立福島大学行政社会学部を前期・後期で受験することにしました。そのとき、担任が娘の進路指導をしてくださったのですが、その内容を娘から聞いて、<担任の指導に従っていたら、不合格になる可能性が大・・・。もし前期で不合格になったら、後期は、おとうさんの指導に従って受験しなさい。必ず合格できるから・・・、おとうさんは、家の事情で大学進学できなかっただけで、進学できていたとしたら、京都大学に進んでた・・・>と娘に話すと、娘はその話を担任にしたそうです。そのとき、担任は、<国立大学を出ていない親に、国立大学のの入試の指導なんてできない。京都大学を受験しようと思っていたことと実際に京都大学に入ったこととはまったく違う・・・>と笑ったそうです。娘は、動揺していましたが、前期試験は不合格・・・。娘は、担任から、予備校のパンフレットを渡されたそうです。それを見た妻は、予備校のパンフレットを破り捨てて、<おとうさんの大学受験指導を受けなさい>と娘に話していました。

その結果、娘は、後期試験に合格・・・。後期試験を受けて帰ってきた娘に、<どうだった?>と尋ねると、娘は、<試験官の人が、私の横に立って、私が小論文を書くのを見てたわ・・・>といいます。筆者が、<何分くらい・・・?>と尋ねると、娘は、<5分かな、10分かな、長い間、傍に立ってたの・・・>と話していました。筆者、<そう! 合格したね!>と娘に語り掛けると、<おとうさん、前期試験は、不合格通知が来る前に、落ちるといってたし、後期試験は、合格発表の前に合格したって言うし、おとうさんて、なんなの?>と筆者に問いかけていました。

学校の教師は、なぜか、学歴コンプレックスを持っているひとが多い。<無学歴=無学力
>という先入観に拘束されて、生徒だけでなく、教師自身をも束縛している・・・。

娘が大学で勉学しているとき、筆者は、山口県立高校で仕事をしていました。そのとき、周防大島の山口県立久賀高校で仕事をしていたとき、職員室の筆者の席は、教頭先生の席のすぐ近くでした。その教頭先生、昼食時間に、みんなのまえで、<吉田先生、おこさんはどこの大学に進学されたのですか>と問いかけて来られました。筆者、<国立単願で受験して、福島大学行政社会学部に合格しました。>と答えると、教頭先生は、さらに、<塾にやったり、家庭教師をつけたりしていたのですか?>と問いかけてきます。筆者、<経済的ゆとりがなかったので、娘は塾に通わせたり、家庭教師をつけたりしませんでした。父親の私が娘の受験指導をしていました>と答えました。すると、教頭先生、他の先生方に、<みなさん、今の吉田先生の話を聞きましたか。塾にも通わせなくても、家庭教師をつけなくても、父親が指導して国立大学単願で合格させたそうです。みなさんも、自分の息子・娘は、国立大学に進学させなさい。それができてはじめて名実共に高校教師なのですから・・・>と説教をされていました。

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