筆者、大学進学の夢が絶たれたとき、ゲーテの『ファウスト』の悲劇の第一幕の<夜>の冒頭に出てくるファウストの次の言葉、
<ああ、わたしはこれで哲学も
法学や医学も
あらずもがなの神学まで
熱心に骨おって研究しつくした。
そのあげくがこのとおり哀れな愚かものだ。
前よりちっとも賢くなってはいない。
・・・そしてわれわれは何でも知りえないのだということを悟っている。
それを思うと、この胸が焼けてしまいそうだ。
・・・ひとかどのことを知っているなどと、うぬぼれはせず、
人間をよりよくして、改宗させるために
何かを教えることができると、うぬぼれもしない。
財産も金も持たなければ、
世間の名誉や栄華も持たない。>
この言葉に出てくる4つの学問、哲学・法学・医学・神学を独学しようと決心しました。高校教師の多くは、<独学しても何の意味もない。機会をえて大学に進学するように。>、筆者にすすめたけれど、そのための機会は、筆者の生涯を通じて一度も与えられませんでした。独学しても意味がないのなら、いっそのこと、ファウストがたどった哲学・法学。医学・神学を独学してみようと思いました。そして、筆者は、大学のカリキュラムを入手して、哲学・法学・医学・神学の独学をはじめました。
筆者は、すこしく順番が違いますが、哲学⇨医学⇨法学⇨神学の順で学びました。筆者と同じようにファウストのいう哲学・法学・医学・神学を学んだひとに、ヤスパースがいます。ヤスパースは、法学⇨医学⇨哲学⇨神学の順で学んで行きます。無学歴・無資格(Academic Outsider)の筆者が、哲学者・ヤスパースに親近感を覚える背景には、ゲーテから受けた共通の影響があるのかもしれません。
2022/11/15
法学・医学・哲学・神学・・・
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