書斎のWindows8.1Pro を Windows10Pro にバージョンアップしながら、その間、岩波『ラテン語小文典』を読んでいました。
<ラテン語とは何か>という文章のなかに、<イタリアは固より、フランス、イスパニア・・・のいわゆるRomance Language を形成するに至った。これらはみなラテン口語の地方的分化によって出来上がったものであるが、一方ラテン語文語も、紀元前3世紀ころに始まる文学や歴史、雄弁、哲学から百般の諸科学に亘る広範な著述に支持され、中世紀に入っても依然として教養のある人々に愛用されて、宗教界は勿論、学術共通語としても広く使用されて近代に及んだ。現代では、用語としてはカトリック教会以外は、たまたま学術論文などに使用されるくらいに止まるが・・・宛も、日本語あるいは日本の伝統文化における漢語の如きもの、あるいはそれ以上である・・・>。
ラテン語は、ほかに文法書として、『はじめてのラテン語』、『ラテン文法 Gramatica Latina』、『羅和辞典』、『Biblia Sacra Vulgata』を保有しているにすぎません。カール・バルト著『Church Dogmatics』のラテン語の引用文を訳すため・・・。ラテン語だけでなく、ヘブライ語とギリシャ語の引用文も出てきます。バルトの引用文は、英訳されないでそのまま掲載されていますので、バルトの『Church Dogmatics』を独学するには、ラテン語・ヘブライ語・ギリシャ語の辞書と文法書が必要です。
無学歴・無資格(Academic Outsider)の独学も楽ではありませんね・・・。
2022/12/04
インストールしながら、『ラテン語小文典』を通読・・・
登録:
コメントの投稿 (Atom)
生涯においてどのような本から影響を受けるかは "出会い"・・・
3600冊の蔵書を前にしていますと, 私がその生涯においてどのような本にであったのかは, "出会い" 以外のなにものでもないと思わされます. "出会い" は, ひとつの目的地に向かって道をあるいているとき誰かに何かに遭遇する...
-
猪苗代から戻ると、筆者と妻、すぐ着替えて農作業をはじめました。 妻は、段々畑の梅の木のある畑に作付けしたキュウリとインゲンの支柱のネット張り・・・。筆者は、棚田のひめのもちとはえぬきの田の草取り・・・。午後1:30~4:00、市販の農具を改造してつくった <水田熊手>型草取り器を...
-
今朝、読んだ『英訳聖書』(NSRV)のことば・・・。 I have also seen this example of wisdom under the sun, and it seemed great to me. There was a little city with fe...
0 件のコメント:
コメントを投稿