2023/04/07

『Oxford Picture Dictionary 』4000語は、ほとんど知っている単語ばかり・・・

『Oxford Picture Dictionary 3rd Edition Monolingual Dictionary』(実生活に役立つ英単語やフレーズを4000語句以上収録!オックスフォード ピクチャーディクショナリー英語版、最新版!)・・・

その4000語の単語は、ほとんど筆者が知っている単語ばかり・・・。<実生活に役立つ英単語やフレーズ>とは、日常生活で使うことができる英単語やフレーズのこと・・・。つまり、筆者もその気になれば、この4000語を使って英語で会話ができるということを意味しているようです。筆者の場合、英語を習っても、その英語の使い道は、英語の文献の和訳ばかり・・・。

病院で臨床病理検査に従事していたときは、医局の医学書(英書)を読まされていましたが、専門商社に勤めていたときは、イタリアのリモルディ社の縫製機器のカタログを訳して日本語のカタログを作成、注文を受けて代理店に納品したあとは、代理店の担当者のために、英文の技術指導書を訳していました。そして、日本基督教団の牧師になるために神学校に行ったときは、授業で用いられるテキストは、英文・・・。最初の授業は、Werner Georg Kummel 著『Introduction to The New Testament』でした。病院においても、商社においても、神学校においても、筆者に求められたのは、英文を日本語に訳す英語力だけ・・・。英語で会話することも論文を書くこともまったく無縁でした。

筆者が英語でことばを交わしたことがあるのは、商社に勤めていたとき、新幹線で東京に向かっていたときです。新神戸で乗ってきた黒人の方、自分の席を調べているようで、右を見たり左を見たりしていました。その社内の一番最後の列に座っていた筆者、不思議な光景を目にしました。黒人の方が目を向けると、向けられた人は窓の外に顔を向けていました。不思議なほど整然と、新幹線の乗客は、その黒人から視線をそらしていたのです。そして、とうとう、最後尾に座って入る筆者のところへ・・・。その黒人、筆者と視線が会うと、筆者に語りかけてきました。そして、1枚のタイプライターで打たれた紙を差し出したのです。筆者、一目見て、それが新幹線の乗車券・指定席券であることが分かりました。筆者、その乗車券を受け取ると、その黒人に、<Please,let's go!>といって、その黒人の指定席に連れていって、<Please your seat!>と語りかけました。そのとき、その黒人、<Thank you! Thank you!>といいながら、筆者の手に握手してきました。その黒人、とても大きな体格で、筆者の目の前にあるのは、彼のおなかでした。そのときの黒人の手、ブラックで大きくて、とてもあたたかい手をしていました。そのとき、筆者、なぜか、思ったのです。<もしかしたら、主イエスさまの手も、こんな手をしていたのかもしれない>と。それ以来、筆者が思い浮かべることができる主イエスさまの手は、その黒人の手になってしまいました。そして、75歳になった、日本基督教団の隠退牧師の筆者にとっても、人々を癒やす主イエスさまのみ手は、あの黒人の黒い手のままです。

そのことを思い起こしながら、4000語の単語を自由に使いこなせるのだから、英語を話す人々との会話は可能であると、変な自信をもちました。

0 件のコメント:

コメントを投稿

Attack 型ではなくDefense 型・・・

    今朝5:30に起床・・・. ギリシャ語聖書の通読をしていました. 中学1年生のときから聖書を読んできた私は,高校2年生のとき, 聖書信仰で生きることを決断・・・, それ以来, 聖書のことばは私の人生の中に深く浸透してきて, 血となり肉となり, こころとからだとたましいまで...