午前10:0012:00, シュレーゲルアオガエルの産卵場所つくり・・・

    今日は, ４月１日・・・. 

    午前10:0012:00, 妻の実家の棚田の田で作業をしました. 妻は, 野菜の種をポットにまく作業・・・.

    その間, 私は, 温水田の畔と土手際の手入れをしました. イノシシによって掘り起こされたり, 積雪で崩れた畔と土手の補修作業です. 使う農具は, 小型スコップ・・・. 右手関節炎で手術を受け握力がすくなくなった私の右手では, 妻の実家のおとうさんが使っていたスコップ, ここらのプロの農家が使っているスコップを使いこなすことができません. それで, 援農ショップ・グラントマトで購入した小型スコップを使用しています. ２時間の小型スコップを使った "農業土木作業" にも右手に痛みが来ることはありません.

    温水田の畔と土手を手入れしているのは, もうひとつ, シュレーゲルアオガエルの産卵場所つくりのため・・・

    シュレーゲルアオガエルは, 外国人の名前が付けられていますが, このシュレーゲルアオガエルは日本の固有種です. 日本人は, すべてアマガエルと一緒に見ていたので区別しなかったのでしょう. 妻の実家の湖南には, シュレーゲルアオガエルによくにたモリアオガエルもいますが, 産卵場所が異なります. シュレーゲルアオガエルは水田の畔際に綿のようなふわふわした卵を産み付けます. モリノアオガエルは池や沼の水の上の木の枝に同じような卵を産み付けます. 

    ニホンアマガエルは, すずめと同じで人間を警戒します. あたまをなでようとすると逃げるのが普通ですが, 逃げるゆとりがなかったときは, その場でおしりを向けます. その点, シュレーゲルアオガエルは, ひとなつっこいカエルです. 田植えをしたあとの水田の水の中を泳ぐシュレーゲルアオガエルに "おいで" といって手のひらを水の中につけると, 泳いでやってきて手のひらに載ります. カラスは, 畔際に産み付けたたまごを見つけ出して食べてしまいます. 巣のため, カラスの目にとまらないように, シュレーゲルアオガエルの産卵のための場所つくりをしてやります. 田の草取りをしていると, 私の腕や肩までのぼってきて, 田の畔の反対側まで移動するシュレーゲルアオガエルもいます. 

    カエルは, 肉食です. とくに, イネの害虫を食べてくれますので, 有機・無農薬でコメを栽培している妻と私にとっては, 心強い味方です. 害虫を食べてくれるのですから, 彼らの産卵場所を確保してやるのは, 当然の義務です. シュレーゲルアオガエルは, 棚田の田畑転換した畑の土の中で越冬していますので, まだ田の土の中にはやってきていません. 気兼ねなくシュレーゲルアオガエルのための産卵場所つくりができます.