今朝の共同作業は、棚田の東側の農業用水路の堰上げ・・・。 農業用水路の水を田に引いている10数軒の農家が参加しました。 農業用水路には、農道に敷き詰めたバラスが落ち込んで堆積したり、山の杉の枝が落ちて農業用水路を塞いだりしていましたが、それを、農家の銘々の農具で取り除く作業です。 私は、アメリカンレーキの両袖を切り落としたもので作業しました。 右手関節障害のある私が、他の農家の作業と歩調を合わせて作業できるのは、この改造したアメリカンレーキしかありませんから・・・。
2時間の作業、途中で何度か休憩しましたが、そのとき、参加した農家の方々から、今年の湖南の赤津村の稲作事情についてお話をお伺いすることができました。 高齢化で米作りを辞める農家が、毎年2〜3軒あるとか・・・。 今、稲作をしている農家の大半は、団塊世代を中心とした70代・・・。 10年後には、稲作農家は激減しているようです。
何年か後の心配だけでなく、今年の稲作も大変な事態に直面しそうだとか・・・。 今年は、積雪量が思った以上に少なく、常夏川の水量が例年になく少ないとか・・・。 今年は、常夏川下流の田に水が届くかどうか、というレベルの心配であるようです。 常夏川河口付近の秋山では、待てど暮らせど水がやってこない事態も想定せざるを得ないとか・・・。
堰上げ作業をしている間、杉山からポッポ、ポッポ、ポッポ・・・という山鳩の鳴き声がしていました。 その間を縫うように、シジュウカラの鳴き声もしていました。 昨年まで、共同作業をしていた農家の顔が見えなくなったのは、野鳥の鳴き声に寂しさを添えていました。
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