午後、本田豊著『被差別部落の民俗と伝承』を精読しました。 140ページまで・・・。
本田豊氏の被差別部落史の理解と、本田豊氏が東日本の被差別部落の聞き取り調査をした内容との間に<亀裂>が存在しているようです。
本田豊氏は、聞き取り調査で得た<被差別部落の民俗と伝承>をただ無批判的に文章化して記録・紹介するのみで、その民族と伝承を本田豊氏がどのように批判的(学問的)に分析・解釈したのか、ほとんど記述はありません。 本田豊氏は、できる限り自分の判断を交えないで、被差別部落の人々のなまの語りをそのまま伝えようとされたのかもしれません。
『被差別部落の民俗と伝承』の中に収録されている被差別部落の古老の<語り>の中には、史実にそぐわないものも少なくありません。 ひとつひとつの<語り>を検証しないと、他の部落史の学者・研究者からはそのことを理由に本田豊氏の部落史研究者としての資質を疑われることにもなりかねません。 しかし、この本田豊著『被差別部落の民俗と伝承』は、被差別部落の歴史を知らないひとや被差別部落の古老の<語り>を直接耳にする機会がないひとにとっては、被差別部落の古老の<語り>を耳を傾けることができる<貴重なデータ>になります。
2023/08/12
140ページまで本田豊著『被差別部落の民俗と伝承』を精読・・・
登録:
コメントの投稿 (Atom)
昭和59年に出版された本と令和6年に出版された本の比較・・・
日本基督教団西中国教区の山口の小さな教会に赴任した年は, 1983年・・・. 磯村英一・一番ヶ瀬康子・原田伴彦編集 "講座差別と人権" が出版されたのは1984年・・・. 第1巻 部落・Ⅰ 第2巻 部落・Ⅱ 第3巻 女...
-
猪苗代から戻ると、筆者と妻、すぐ着替えて農作業をはじめました。 妻は、段々畑の梅の木のある畑に作付けしたキュウリとインゲンの支柱のネット張り・・・。筆者は、棚田のひめのもちとはえぬきの田の草取り・・・。午後1:30~4:00、市販の農具を改造してつくった <水田熊手>型草取り器を...
-
午前中、妻は、94歳に認知症の、妻の実家のおかあさんをかかりつけの医院に連れて行きました。処方された薬がなくなってきたからです。明日から1週間雪が降るそうなので、94歳のおかあさんを雪の中、隣の隣村の医院まで連れていくのは大変なので、今日、薬をもらってくるとかで、おかあさんと一緒...
0 件のコメント:
コメントを投稿