朝3:30に起床しました。
朝3:30になると夜の静寂が解けて空が少しく明るくなってきます。 朝4:40になると居間から見る山と木立がシュルエットとして浮かび上がってきます。 有機・無農薬で百姓暮らしをしていますと、自然にあわせてその暮らしを整える必要があります。
妻と私の生活モデルは、<昭和の時代の暮らし>です。 今年猛暑日が続く福島ですが、湖南の赤津村で一番小さな農家といわれる妻の実家にはクーラーは設置していません。 もっぱら昔ながらの扇風機を使っています。 冬の暖房も豆炭炬燵と石油ストーブです。 風呂は灯油、調理にはガスレンジを使用しています。 蔵書の大半は、昭和の時代に出版されたものです。
しかし、妻と私は昭和の時代のただなかにあっては、その流れから排除・疎外された存在です。 オリンピックも万博もディズニーランドも1度も参加したことはありません。 無学歴・無資格の私は日本基督教団の牧師として質素な暮らしを続けてきましたので、エルサレムへの聖地旅行はもちろん欧米の諸聖堂を尋ねたことはありませんし、日本の国内での旅もしたことはありません。 妻と一緒に暮らした地は神奈川県 (2年) ・山口県 (30年) ・福島県 (10年) のみ・・・。 山口の教会を去るとき教会を閉鎖、教会の土地・建物は日本基督教団の財産に組み込み、教会の要望として東日本大震災の被災にあった日本基督教団の教会の再建に使われることを願うと伝えたのですが、その要望は聞き入れられず全額<人道支援>に使われたとか・・・? まさか、教会の要望を踏みにじって北朝鮮に<人道支援>として送られたわけではなでしょうが・・・。 その具体的な内容の報告はこれまで一切受け取ってはいません。 私は退職金を放棄、解散手続きに必要な費用も妻と私で支払い教会閉鎖にともなって1円も取得していません。
日本基督教団の隠退牧師になり、妻のふるさと湖南に帰郷・帰農したあと<昭和の暮らし>に徹することにして他の牧師の年金の半額と自給用の米と野菜の有機・無農薬栽培で暮らしてきました。 <働かざるもの食うべからず>という聖書のみことばにしたがって日々農作業をしています。
この前、神学生のときに私が在籍していた日本基督教団阿佐ヶ谷東教会の95歳の長老の方からお電話をいただきました。 そのときその長老の方、<隠退牧師になってからは11年、ずっと神さまに守られていたのですね>と語りかけてこられましたが、私は<隠退牧師になってからも守られています>と答えました。 その長老の方、<それは良かった・・・>と話しておられました。
2023/08/06
朝3:30に起床して・・・
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