雪の上に野生動物の足跡がくっきり・・・

    洗濯物を干しに行った妻が, "あなた, 今日はいろいろな野生動物の足跡がついてるわよ" と言います. 

    それで妻と一緒にその足跡を見に行ったのですが, その足跡は, ウサギ、キツネ, タヌキ, カモシカ, カラス, スズメ, 野ネズミ・・・. 妻が, "玄米を食べにきているのはスズちゃんとカーくんだけでないから, 玄米をたくさんまいてあげて・・・" と言いますので, 2022年産コシヒカリの玄米をざるに５杯４か所にまいてやりました. 

    野生動物の多くは, 観音堂のある旗振り山の雑木林からやってきて, またそこに戻って行くようですが, 雪原に突然と足跡が始まるのは玄米を食べにくる２羽のカラスの足跡・・・. 餌場から離れたところに着地して, そこから餌場まで歩いていくのがカラスの習慣・・・. しかし, 飛び降りた雪の上にクロスするように, 小さな足跡がついていました. それは野ネズミの足跡・・・. 雪の中にもぐって逃げたのか, カラスに捕獲されたのかは定かではありません. 2羽のカラスの足跡・・・, とても芸術的できれいです. カラスの両足の足跡は, カラスの尾で直線で結ばれてひとつの幾何模様になっています. とてもきれい・・・. カラスは, 野鳥の中の芸術家なのかもしれません. 

     ウサギ、キツネ, タヌキ, カモシカは, 妻のふるさと・湖南の赤津村でよく見かけたり、鳴き声を耳にする野生動物ですが, クマの足跡はありませんでした. 湖南の小枝の森のクマは冬眠しないと言われていますので, やってきても不思議ではないのですが・・・. 妻の実家の持山には, クマが冬眠する穴があります. 秋から冬の間, 山に入ってはいけないと, 生前おとうさんから何度も聞かされています. その山に入る入り口のモミの木に, クマの親子がつけた爪痕, 上が母クマで下が子くまがあると, クマの親子がいる可能性があるので, 入ってはいけないと話していました. その穴で, クマの母子が冬眠しているかどうかは, 定かではありません. 以前, 居間と庭から見える観音堂の近くいた子クマを, 妻が, 妻が飼っている黒猫黒兵衛と間違って, "黒ちゃん, 山に行ってはだめ！" と追いかけていたことがありますが, ”A子さん, 黒ちゃんはここにいるよ！それは子クマ！ 追いかけたらだめ！" と冷や汗をかいたことがあります. 

    妻が言う通り, 今朝は, 野生動物の足跡が雪の上にくっきりと残っている朝でした.