筆者、今74歳ですが、来年は75歳・・・。
今朝、イギリスの動物学者のデズモンド・モリスの『The Book of Ages』の翻訳本『年齢の本』の74歳と75歳の項を読みました。
74歳:まだ老齢であることを軽蔑する年配者の年だといわれてきた。たちまちにしてやってくる75歳という年齢に達すると、その人たちもついに自分が「老年」の域に入ったことを認めなければならなくなるだろうが、今のところは、真正の老衰に直面しているより高齢の人たちと十把ひとからげにすることに抵抗もする・・・。
75歳:「本格的な老衰期、あるいは第一期老齢期」の始まりともいえる。「静かな老衰前期」とよばれる期間も終わりである。この年齢では、50%の男が勃起不能に悩む。年齢と共に着実に増えてきた脂肪の比率は、75歳では青年の2倍になっている。不慮の事故死の発生率も、この時点で急激な上昇をみせる・・・。
つまり、74歳から75歳への移行は、<老衰前期>から<老衰期>への移行・・・。
2013年4月1日に、日本基督教団の隠退牧師になり、妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農して今年で10年目・・・。妻の実家のおとうさんが残してくれた田畑4.6反と山林8.0反、そして家と庭、農機具と営農資金で、標高550mの湖南高原の棚田の田畑で、有機無農薬のコシヒカリやトマトなどの野菜を栽培してきました。デズモンド・モリスのいう<静かな老衰前期>を過ごしていたのかもしれません。世の多くの人々が味わうことになるその<静かなる老衰前期>を・・・。今年は、その最後の年・・・。
筆者が片づけなければならない人生の課題は多い・・・。<老衰期>に入り、失われていくこころ・からだ・たましいの機能に執着することなく、それでもなお残されている機能を感謝して受け入れ、それを生かす努力をしていかなければ・・・。主なる神さまが与えてくださった人生を、主なる神さまに返す日まで、祈りと感謝の日々を過ごさなければ・・・。
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