今朝は7:00に起床・・・。いつもの健康管理をして、『英訳聖書』(NSRV)を通読して、そのあと、昨夜読んだ『実存開明(哲学Ⅱ)』の続きを読みました。『哲学Ⅰ』と違って『哲学Ⅱ』は、とても読みやすい・・・。
ヤスパースは、<実存>について、消去法でその真理に迫っていくようです。あれも違う、それも違う、これも違う・・・、といって、<可能的実存>を<実存>から区別して排除しつつ真理としての<実存>に近づいていくようです。まるで、たまねぎの皮をむくように・・・。最後の皮をむくと、中には何もない・・・。そこには、<無>という<限界状況>が待ち構えている・・・。その<限界状況>こそ、哲学するひとが<実存>の真理に対峙するきっかけになる・・・。
筆者にとって、読書する楽しみとは、哲学書を読む楽しみと同義です。実存主義哲学の、キルケゴール、ニーチェ、ハィデイガー、サルトル・・・の著作には、なにとなく違和感を感じて、通読したあと精読することはありませんでした。しかし、ヤスパースの実存主義哲学は、筆者のものの見方、考え方との親和性が強い・・・。ヤスパース、、ヴィトゲンシュタイン、ラートブルフの3人の哲学者の哲学を混然と一体化したものが筆者の哲学的思惟・・・。筆者のブログ『部落学序説』の背後にある、筆者の基本的なものの見方、考え方・・・。
2022/01/29
『実存開明(哲学Ⅱ)』、面白い・・・!
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