午後、ワルター・シュルツ著『哲学の否定(ヴィトゲンシュタイン)』を読んでいました。
筆者、今、やスパース、ヴィトゲンシュタイン、ラートブルフの3人の哲学者の本を読んでいますが、この3人の哲学者は、若かりし日に、筆者に大きな影響を与えたひとびとです。この3人の哲学者のことばは、筆者のあたまのなかで、すっかり融合してしまっています。そのため、74歳の筆者、違和感なく、3人の哲学者の本を同時に読むことができるのです。
『哲学の否定(ヴィトゲンシュタイン)』の<著者序文>に<ヴィトゲンシュタインは実存哲学に内的に近いものとされ、彼の作品は危機感の客体化と解される>とありました。ヴィトゲンシュタイン著『哲学の否定』を読みながら、ヤスパース著『哲学的信仰』の文章を比較しながら読んでいました。ヴィトゲンシュタインとヤスパース、<包括者>(超越者)を前に、畏敬の念をもって立ち尽くし、考察し続ける姿勢を共有しているようです。
<「言い表せないものは確かに存在する。これは示される。これが神秘的なものである」。>(『論理哲学論考』命題6.52)
2022/01/27
『ヴィトゲンシュタイン(哲学の否定)』を読む・・・
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