昨夜、妻が語り掛けてきました。<あなた、湖南に住むようになって、いい人に出会った・・・?> それで、筆者、こころにのこっている方々の話をしました。すると、妻は、<ああ、よかった・・・。あなたの話ていることを聞いて、わたしも、元気をもらったわ・・・。わたしたちのこと、こころにかけてくださるかた、いるのね・・・。ひとに頼らず、自立して生きている人って、お互いにわかりえるのね・・・。ここらのもんと群れをなして、よそもんにいやがらせする人ばかりだと思っていたけれど、その群れに入らないで自分の生き方をまっとうしているひとがいるのね・・・>と、ひとりごとをいうようにつぶやいていました。
ある農家が筆者に語り掛けてきた話し・・・。<吉田くんは、ここらのもんが農業をやめる年になって湖南に戻ってきて百姓してるんだべえ? 歳をとってから、農業をはじめたんなら、死ぬまで続けなければだめだぞ。やめた途端に、いのちがつきてしまう。吉田くんは、いつも、農機を使わないで、スコップや鍬で土を耕してる・・・。ここらの農家が米つくりをやめなければならなくなるのは、鍬や鎌が使えなくなったときだ。ここらのもんは、鍬や鎌を使わないで、大型トラクターで耕したり、コンバインで収穫したりしているべえ。農業機械を運転するのは、90になっても100になってもできる。だども、鍬や鎌で作業することは思ったより早くできなくなる。そのときが、農業をやめるときになる。しかし、吉田くんは、夫婦そろって、鍬や鎌で作業しているべえ。毎日、農道を通って観察しているが、ふたりともてぬきはしねえなあ・・・。楽しようと思って、農業やめたらだめだぞ!あんたらなら、80になっても、90になっても、自分の食べる米や野菜は自分たちでできる・・・。おらあ、判断間違った。農業やめて、すきな趣味に生きようと思ったら、このざまだ。気がついたときには、すべての農業機械を売ってしまって、もう一度そろえることはできなかった。農家は、農業をやめたら、農家ではなくなる・・・。農家は、死ぬまで農業を続けなければなんねえ。それがほんとうの農家の生き方だ。吉田くん、死ぬまで、鍬と鎌を手から離すな! おらあ、あんたらを手伝ってやりてえが、助言しかできねえ・・・>。
2022/01/11
湖南に住むようになって、いい人に出会った・・・?
登録:
コメントの投稿 (Atom)
語学を独学するときの弱点・・・?
今朝,6:00に起床して, ルターの独訳聖書を通読しました. そのとき,マリアの受胎告知によく似た場面が出てきました.士師のサムソンに関する記事だと思いましたが,その文章の中に,Simson という名前が出てきました. "Simson" (ズィ...
-
1948年生まれ。出身地は、岡山県児島郡琴浦町、当時は、塩田と学生服の町でした。琴浦西小学校・琴浦中学校・岡山県立児島高校普通科出身。神学校は、鶴川学院農村伝道神学校。高校を卒業した後の職業は、大阪府職員、岡山県倉敷式の某医学研究所付属病院で臨床病理検査、さらにその後、専門商社に...
-
歌会始の歌を聞きながら, 私も1首・・・. 夢という言葉を使ってはいませんが・・・. 吉田 永學 ふりかえり 歩みし道に悔いはなし 主のみことばに 従い歩めば 子供の頃から, 歌心・詩心の少ない私は, 俳句・和歌・詩をつくることが大...
0 件のコメント:
コメントを投稿