昨夜は、ヤスパース著『哲学』(全3巻)の『哲学Ⅰ 哲学的世界定位』を読んでいました。昨日、やっと、
哲学への序説
第1部 存在の探究
第2部 可能的実存にもとづく哲学するはたらき
第3部 分節化の原理としての超越するはたらきの諸様態
第4部 哲学するはたらきの諸領域の外観
哲学的世界定位
第1章 世界
第2章 世界定位の諸限界
第3章 諸科学の体型性
第4章 自己閉鎖的世界定位(実証主義と観念論)
を読み終えました。そして、<第5章 哲学の根源>に入ったのですが、その冒頭の言葉は、<哲学とは何か、という問いに対する数多くの答えの中に、人はいかなる客観的認識をも聞き取ることはない。・・・もし私が、哲学はなにかということを知るとすれば、それは私が哲学の中に生きることを通じてであって、定義だけによっては、私は哲学とはなにかを未だ知っていないのである>。
<哲学とは何か>という問いを前にして、筆者は、ヤスパースの『哲学』(全3巻)精読のあらたな段階に入ったことを確信しました。
今朝は、『英訳聖書』(NSRV)を通読したあと、佐伯有清著『聖宝』と重森幸雄著『改訂風俗犯捜査要綱ー付・犯罪事実記載例ー』を読んでいました。その中に、<八何の原則>がありました。近世幕藩体制下の司法・警察であった<穢多>役や<非人>役も、この<八何の原則>に忠実であったのでしょう。この<八何の原則>、部落史に関する史資料を読むときにも役立ちます。瑕疵ある論文を、筆者の『部落学序説』に組み込むことがないように検証しなければなりません。
2022/01/10
佐伯有清・重森幸雄の本・・・
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